25.Sep.2007(tue)
最初に車で立ち寄った場所は、Corroboree Park Tavern。(8:30~9:00くらい)
ここから南西の方角にあるリッチフィールドNPへ、車で約150㎞ほど。
世界遺産に登録されているカカドゥNPほどの知名度はないものの、変化に富んだ自然景観や、数多く生息する動物、鳥など、トップエンド(ノーザンテリトリー最北部)の自然の豊かさでは引けを取らない。
10:50、マグネティック・ターマイト・マウンズ(Magnetic Termite Mounds)に到着。
そこは墓石みたい(←色も)に石が並んでるだけで一体何なのかまったくわからなかったけど、アリ塚らしい。
オーストラリア北部の磁気シロアリは、生活に適した塚を造ることで雨季の洪水と乾季の乾燥に対処している。シロアリは暖かくて安定した温度を好む。日中と夜の温度変化を逃れるため、他のシロアリ種は地下に移動するが、おそらく定期的な洪水のために磁気シロアリには地下の避難所がない。代わりに、彼らは太陽を受け止めるような角度に板状の塚を構築し、ほぼ一日、快適な温度を作り出す。乾季の朝、磁気シロアリは塚の東側の面に移動し、急速に暖まる。表面は快適に暖かくなり、一日中その状態が続く。 夕方、気温が下がると、シロアリは巣の中心に戻る。
板状の塚であるがゆえ、風の状態や日陰の状態によってわずかに異なる角度で整列する必要がある。すべての塚が正確な南北軸に沿って整列しているわけではなく、真北から西にわずか10度以内、日陰や風の状態に即した軸に沿って整列している。
磁気シロアリは気候条件を直接感知するのではなく、DNAで受け継がれた軸に沿って塚を構築すると、生物学者は言う。風と日陰の条件に適さない角度の塚は消滅するが、正しく配置された塚は成熟するまで成長し、同様の子塚を生成する。自然淘汰だ。
磁気シロアリのコロニーは、特定の磁気ベアリングを感知できるよう、各シロアリに磁気コンパスセンスをプログラムすることにより、特定の塚の向きを次世代に引き継ぐことができると考えられている。 働きアリはこのベアリングに沿って塚を構築し、塚から飛び出し新しいコロニーを確立する成熟した翼のあるシロアリは、このベアリングを自分の働きアリの子孫に伝える。
・・・という説明が看板になるほど
ここから10㎞ほど車で走り、車を降りて1.1㎞歩くとフローレンス・フォールズ(Florence Falls)
生理2日目で泳げないから一人で遊歩道を歩いてみたら、ロックワラビー発見
135段登る数百メートルの道があって、登ってみたら滝を上から見られてキレイだった
フローレンス・フォールズから車で3.6㎞ほど移動し、Buley Rockholeへ。
車を降りて少し歩くとアッパー・プール
天然のスパ。ここではみんな泳がず、見て歩く感じだった
ここから車で29㎞ほど移動し、次はワンガイ・フォールズ(Wangi Falls)。
デカいけど、滝つぼはプールみたいで、子どもたちも楽しめそうな、ファミリー向け。
ここでも泳げないしヒマだから、滝の上流をぐるっと一周する1.6㎞のウォーキングコースへ行ってみる事に
その前にドライバーのポールに「写真撮って」とカメラを渡すと、自分に向けて
自撮り・・・そーゆーボケいらんから・・・
そして、あの木にぶら下がってる黒いの全部コウモリだと教えてくれたひぃ~
果物みたいに見えるから『フルーツ・バット』っていうらしい。
コウモリの集団、初めて見た。キモイ
そして、Mと約1時間のウォーキングへ
森の中はなんて事のない山道だったけど、後半、一瞬視界が開けた時の上からの景色は、熱帯雨林が眼下に広がる爽快な眺めだった。
この後、4WD車はアリ塚に立ち寄りつつ、一路ダーウィンへ。
荷物を預けてあるCavenaghが今夜、このツアーで宿泊するBP。
VICでの無料食事券をポールから渡される。
ツアーも部屋も一緒の、リサ、フミ(日本とカナダのハーフ)、今夜1amのフライトでブリスベンに行くっていう、3人のカナディアンとVICへ
こないだは個人的に行ったから、普通にご飯食べて帰ったけど、
このフリーミール券はいろんなツアー客が一堂に会するものらしく、
我々『アドベンチャーツアーズ』はこのテーブルへ、と奥に案内された。
とりあえず4人でビールで乾杯(←別料金$3.80)
時間になると司会者が出てきて、様々なゲームが催され
リサがステージに駆り出されたりもした。
最後は全員参加の紙飛行機飛ばし。
会場はかなりの大人数だが、一枚ずつ紙を配られ、
それぞれが思い思いの紙飛行機を折り、一人ずつ前に出て飛距離を競う。
日本の伝統、折り紙これは日本人の力を発揮せねば
アレ・・・紙飛行機って、どう折るんだったっけ・・・
子どもの頃はあんなによく作ってたのに、飛距離を伸ばす折り方とかいろいろあったのに、
まるで覚えていないのよね・・・カナディアン3人はやっぱり私に折り方を聞いてくる。
結局、めちゃくちゃノーマルの、なんのひねりもないものを作り、
「奥のテーブルから順番に行ってみよ~」と司会者に言われ、
かなり早い段階で4人ともあっさり脱落した
何はともあれ、なかなか楽しかった
ダーウィン最後の夜。明日から南下が始まるが、3日間ツアーのメンバーとは今日でお別れ。