5.sep.2007(wed)
昨日寝る前に、クリスだけ車の荷台で寝てて、
「そこで寝るの」と聞いたら"You should sleep here."と言われ、
行きたい気持ち半分、周囲の視線気になるの半分で、結局行けなかった・・・
朝、起きると、マグスとグラハムは一晩中起きて飲み続けてたスゴイ・・・
さっと寝床だけ収容し、朝食もとらず7時前にはキャンプ地を後にした。
7:40、ポートヘッドランド(Port Headland)に到着。
鉄鉱石や塩の積出港として栄えている町。
海の見える広場(Cemetery Beach Park)で朝食。
今日はここからブルーム(Broome)まで、約600㎞のロングドライブ。
途中途中でロードハウスに寄りつつ、ひたすら北上していく。
自分の旅はこの後も続くけど、
このメンバーでの旅の終わりがどんどん近づいている淋しさも心の片隅に抱えながら。
徹夜で飲んでたマグスは、片手にビール瓶を抱えたまま横で爆睡していた
15:30頃、ブッシュファイヤー地帯を通過 (
一服休憩中)
空全体が煙で覆われていて、太陽さえも隠れてしまっている。
ブッシュファイヤーは、オーストラリアの夏の風物詩といえるほど頻発するもの(近年は地球温暖化の影響でとんでもない大規模災害になっているので、こんな呑気なものじゃないけど・・・)。AUS全域に植生しているユーカリの木の葉は油分をたっぷり含んでいて、光合成によってその油が蒸発し、ユーカリの森は引火性ガスが常に充満している状態。常緑種なので葉は通年生え替わり、古い葉が地面に積もっていく。夏になると気温が30度以上になり、ガスが充満した中でカラカラに乾いた枯れ葉が燻され自然発火する。時には東京都並みの広さを焼き尽くす。ブッシュファイヤーが起きても、実際に燃えるのは木の下の部分だけで、芯まで燃え尽きることは少ない。(近年の大災害に関してはわからないが・・・)
なので、ユーカリは数週間でほぼ元通りの姿になる。このブッシュファイヤーは、自然界をうまく循環させていて、AUSの植物には開花時期がブッシュファイヤー発生時に限られているものもあり、種子の放出をその熱に依存する樹木もある。この新しい植生は、動物にとっても貴重な食料になる。そのため、アボリジニの風習で、あえて『野焼き』をし、動植物の循環を促進するという文化もある。
カンガルーやコアラはちゃんと逃げられてるのかな・・・
そして、ほぼ一日かけてのロングドライブの末、ブルームのケーブルビーチBPに到着
いよいよクリスともお別れかーと思ってたら、明日の夜までは同じBPにいるらしい。
なんだ、まだ会えるじゃん
各々チェックインし、旅の疲れを癒す。久々のシャワーで生き返った
ブルームに着くとケータイの電波が入り、
1日付でメルボルンのYHからショートメールが入っていた。
『8日にダーウィン行くよ』だって。
5日間のキャンプで汚れた服を洗濯した
夜はみんなでパブへ 22:30、店で待ち合わせ。
クリスのおごりで飲んでたら、突然“R”と呼びかけられ、
誰かと思ったら、パースのGlove BPで別れたカナダのマーク(カッパの)
この後ビーチパーティーがあるらしく、クリスと一緒に行ってみることに
ビーチで飲むためにJIM BEAM(←お気に入り)3缶を買い、
深夜2:20、マークに「どこにいる」とショートメールを送ると、すでにビーチにいると返ってきた
クリスとビーチに到着(2:30am)
フラッシュで見えてるけど、実際は人の判別がつかないくらい真っ暗
ビーチパーティと言っても、各々が飲みながら話しているだけ。
(時間も時間だし、焚火も消えているから、すでに落ち着いているのか)
ジンバブエ出身(だったかな)の人と話したりしつつ。
20分くらいいて、クリスとBPに戻った。(3am)
自分はツアーメンバーが泊まるドームルームの方へ、クリスはたぶんシングルかダブルの離れの方へと帰っていった部屋に戻る途中、さっき飲み切れなかった私のJIM BEAMをクリスが持ったままだったのを、ふと思い出した
返してもらおうと、離れの方へ向かったら、
部屋へと消えていくクリスとイーファーの後ろ姿を目撃してしまった・・・
邪魔するわけにもいかんので、行くのやめたJIM BEAMは明日にしよう
3:30就寝