先週半ば19日にvertu(ヴァーチュ)が銀座4丁目、日産ショールーム近くにオープンしました。
そもそもvertuとはNokiaグループの一部(独立部署)として1998年に設立された携帯電話メーカーで、
価格帯も日本発売モデルで最低で67万円からと、一番高いモデルで600万円という、超高級携帯電話です。
海外では2000万とか色々ありますが....笑

去年夏頃から○○ショックとして世界的にも類を見ない大恐慌となっている世の中ですが、買う人は買うと言うのが悔しいながら現状です。笑
実際vertuの端末(携帯本体)はシムロックフリー端末と言われる物で、ドコモやソフトバンクの携帯端末内に挿入されている小型のicカードがあるのだが、それがシムカードと呼ばれている物で、本来はそのカード自体を持つ=電話会社と契約しているとみなされ、どんな携帯端末を新たに買おうとカードだけ毎回入れ替えれば使えるという考えで出来たものですが、日本の携帯業界においては、属に言うガラパゴス現象なため、実際は各キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)の端末内でしか交換して使用できない。
だがこの様なキャリア規制がかかっていない端末の事をシムロックフリー端末という。
なのでこのvertuもドコモかソフトバンクのキャリアのサービス(通話サービス、SMSサービスのみ)が利用できる。
ここで問題はauは電波帯などの影響で若干上記キャリアと違う仕様なため、使用できない。
これはvertuだけに言える事ではなく、海外のシムロックフリー端末と呼ばれる殆どの物が使用できない。
でっ本題に戻るが、実際このvertuという携帯は何故高いのか????という事をお伝えします。
モデルにもよりますが、安いモデルでステンレスかチタン。
高いモデルで、ホワイトゴールド、イエローゴールドでダイヤモンドまで装飾してあるのもあります。
ここで皆さんが思うのは、本体だけが高価な材質を使っただけで・・・っと思うかもしれません。
が、実は本体内部まで専念されているのです。
例えば一番使うボタンなど、大抵のものは基盤にシートがあり、そのシートや、各キーの裏側でもってクリック感などを出しているのですが、このvertuは高級時計にも使用されている、人工ルビーやベアリングなど、長期に渡って使用しても壊れない。
何より、クリックするたびにその物を所有しているという感覚さえも与えてくれる物作りをしているのが最大の特徴で、高い理由でもあります。
これは実際店で触っていただきたいものです。

まぁすべてに拘り、携帯だからと妥協しない物作りをした結果、この様な金額になったといっても過言ではありません。
車ですら、軽自動車も有れば、マイバッハみたいなのが有るのと同じで、携帯でもあっていいのでは???
と僕は思います。
何故なら、両者とも『物』だかれです。
まぁこんな話はさて置き、もう1つの売りはなんと言ってもvertu clubではないでしょうか。
これは、携帯契約者の個人個人に専任のコンシェルジェが付くのです。
コンシェルジェ???と思う人は多いかと思いますが、何かと最近流行のようにいってますが、
この携帯電話に装備されているボタンを押すだけで、飛行機やホテルの予約からレストランの予約まで、
この専任のコンシェルジェが手配してくれというものなのです。
これは現時点では完全なサービスは機能していないらしいのですが、トライアルとして利用出来るみたいです。
実際このvertuはNTT docomoがNVNOとしてサービスを提供するのですが、
月額 52,500円 で1200分の無料通話料、無制限のデーター通信が利用出来ると言う事なのですが、現時点ではまだこちらは機能していなく。
5月に完全に機能するみたいです。
ですので、今現在端末を買っても定額とはならず、使用するキャリアによって通話料などがかわってくるということです。
5月にサービスが開始されても、サービスに加入するかどうかは任意らしいです。
ですが、5月サービスが始まると同時に、コンシェルジェサービスのトライアルが切れるみたいですので注意が必要です。
またデーター通信も、このvertuの端末自体が各キャリアがサポートしている訳ではないので、データー通信(パケットなど)合わせて注意が必要です。
なにより日本の携帯市場では中々本体の質感までこだわって作っている物が少ない中、海を渡れば常に持ち歩くものだからこそ、という考えで、低価格品でも、商品の一部にステンレスやチタンなどの金属素材を使用する物が多いのも事実です。
ここ日本では何故か機能面ばかり新しく作るのみで.・・・・・・
確かに日本国内で使用するなら、FeliCaなど付いていたら便利なのも一理あります。
普段仕事中にワンセグなど見れないのが普通、強いて音楽機能など使用するのも通勤の合間のみ
なのに、未だに携帯本体は分厚く、重たい。しかも2つ折りが9割ほど
ですが海外は別、外にいても自宅などのPCメールは見れるのは当然。
何より適度に小型で、機能もカメラなどの一通りの機能はついているので、ビジネスシーンでもとてもスマートに使用できる。
先ほども述べたが、特に日本では各電話会社が2年単位の縛りをつけている以上、そう易々と新しい携帯に交換できない。
なのになんで年4回のサイクルで新作発表????
長く使う物だからこそ、ある程度の傷に耐えうる物を使うべきでは???????
と僕は思ってしまうのだが、中々理解してくれる人がいない。
大分話がずれたが、日本の携帯は質感ではなく機能重視、よって長く使用できないのが現実。
ここにきて、vertuという全く新しい物が日本に来たので、これからの国産物も期待したいです。

あと今回オープン初日に行ったのですが、購入者は結構いるとか、また友人を連れていったとき、
店員の態度や知識の少なさに呆然しました。
この様な端末を売る以上、国産の携帯以上に色々知っていなくてはいけないと思ったが、
ある機能面で説明を求めたところ、その店員は全く把握していなかった。
ただでさえ携帯の機能が増えるにつえ、操作も複雑なもの。
それ以上にサービス面が各キャリアとても複雑。
この様な店員がいると後々、トラブルが起こらないとは限らない。
それに加え特に今回はシムフリー端末、日本人にはとても馴染みがあるわけもなく、それを説明を受ける人はそれだけで精一杯、後々請求金額を見たら三桁なんですが・・・なんてシャレになりませんからね。
このvertuという物は携帯電話ですが、これは高級なジュエリーや時計と同じです。
買う方も、vertuを持つというステータスを味わいたい方々。
だからこそ、商品以上に接客をする店員などはしっかりしてもらいたいですね。
