カオサンの近くの安宿(ゲストハウス)に泊まる日が何日か続くと、昼間はぶらつくことが習慣になった。朝起きると、ご飯を食べる為に街に繰り出し、朝はやくからやっている近くの屋台などでご飯を食べてきてから、また安宿(ゲストハウス)に戻り、昼寝をする。正確には、朝寝と言うべきか。そして街が起きだした頃、大体昼前に起きあがり、熱帯特有のジメジメとした暑さの中、一人街をただほっつき歩く。大きく息を吸い込みただ街の空気を吸う。それだけですごく楽しい。
カオサン通り(カオサンロード)周辺には、面白い土産物屋がたくさんあるし、興味をそそる食べ物屋もたくさんある。
衣料品も充実しており、日本から何も持ってこなくても、旅の必需品はここですべてそろえられるくらいに充実している。ただ、寒い国に渡航するときは、注意した方が良いかもしれない。
半袖や長袖など適当な衣類はどこのお店でも大抵手に入るが防寒具などは目にしたことがない。
そんな、何でもそろう街を歩いていると、ふと私が旅に出るきっかけとなった友人が話した「カオサンに行けばなんとかなる」という言葉が不思議と体に染み込んでくる。
旅のはじめのうちこそ「なんとかならないじゃん」と一人愚痴をこぼしていたものの、意外と何とかなるものだと思えてくる。苦労していた、お金のやりとりも無事できるようになり(笑)なんとか普通の暮らしができるようになった。
旅に出て数日たつと、タイ語も少しだけ覚えて、簡単な注文くらいはタイ語で出来るようになった。ひとつ言葉を覚えただけで、ものすごく体中にエネルギーが染み込んでくる。
言葉って不思議だ、その時そう思った。
