本日は、天気も良く無線日和だったのですが、宇宙天気予報的には、全体的に上昇気味だった事もあり、6月2日の宇宙天気予報では、スポラディックE層とデリンジャー現象のデータが、活発だったのにも関わらず、実際には29FMに関しては、全国的なフルオープンだった例もあり、行ってみないと分からないな。と考えましたが、散髪にも行きたかったので、結局はパスしてしまいました。笑

 

某電力会社に出張していた時の話です。以前、広島に○和と言う人材派遣会社がありました。出張工事が発生すると、自社の他の事業所からの応援で対応出来ない場合には、協力関係のある同業他社から、人手を借りる事もありましたが、素人にはなりましたが、上記の派遣会社にお願いする事もありました。○和と言う人材派遣会社は、小規模の会社ながら、派遣されて来る人材は、高学歴の人ばかりで、素人ながら直ぐに仕事を覚えて、即戦力になり得る貴重な人達でした。その○和と言う人材派遣会社の経営母体は、昨日から話題を提供していますが、「オウム真理教」でした。

 

つまりは、その派遣社員は、オウム真理教の信者だった訳ですね。その頃のオウム真理教は、過激化する以前のオウム真理教で、選挙に出る前だったと思います。私が従事する某電力会社の工事には、児○さんと言う人が派遣されて来ていました。児○さんも、とても優秀な人でした。英語も堪能で、外国製機器のトラブルがあった際、英語のマニュアルを読み下し、ハニカミながら、責任者に助言したり、配管計装図(Piping & Instrumentation Diagram)も、元から素養があった様で、現場作業は未経験の様でしたが、時間の経過と共に、全体像を理解して率先して動いてくれたものでした。

 

児○さんが、オウム真理教だと言う事は、全員に周知の事でしたから、私達は興味本位で色々と児○さんに質問したものでした。例えば、「派遣のお金はお布施として没収?」「普段はどんな食生活なん?」「教祖はどんな人?」とかですね。それに対して、今思えば、児○さんは、常に曖昧模糊にしていたイメージです。後に見聞きしたオウム真理教のサティアン内での、独特な食生活と比べて、例え、出張経費は没収されていたとしても、出張中(派遣中)の児○さんは、私達と同じ旅館の食事を摂り、昼食も同じ弁当を食べていた事から、少なくとも、サティアンの食生活よりも、遥かに健全な食生活を送れていたと思ったものでした。

 

この人材派遣会社(○和)からは、日本全国にある電力会社や石油会社、その他、色々な工事が発生する度に、派遣依頼をして、人材を借りていましたが、オウム真理教の事件が表舞台に登場した途端に、今までの関係性が嘘のような展開で、全ての悪縁を切る!ではありませんが、即座に関係を断ちました。その、関係性を断つスピードたるや素晴らしいものでした。そして、会社からは、特別、箝口令は敷かれませんでしたが、阿吽の呼吸ではありませんが、全員が即座に状況に忖度して、客先から質問されても、どうなんでしょう?的な、他人事を貫いた結果、当時、渦中のオウム真理教の関係性も有耶無耶になりました。

 

後日、テレビのニュースで、ある話題を見聞きする事になります。それは、オウム真理教の工作員が、日本国内の発電所や、石油精製施設に潜入して、破壊活動を企てていたと言うものでしたが、そのニュースを見た私達は、「あれは、単に俺たちが、オウム真理教の人材派遣会社から、送り込まれた信者を、仕事先の電力会社や石油精製施設に連れて行っただけだったのに、ここまでオウム真理教の起こした事件の数々が、凶悪な重大犯罪だと、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いではありませんが、とことん行くな!」と驚いたものでした。その○和と言う会社は、既に無いとは思いますが、会社にとって黒歴史になった事は確かでした。