昨日(5月11日)は、2023年4月2日以来となった、広島県三原市にある宇根山至幸院(標高678m)に移動運用に行って来ました。いつもの公園以外の移動運用は、比叡山を除いては、約1年振りとなる移動運用でしたが、HF帯は全く使えない状況でしたから、最初から144/430MHz帯にQRVする気満々でいたものの、一応、HF帯の用意はしておきました。

 

自宅を7時半過ぎに出発して、現地に到着したのは、9時を少し過ぎた頃でした。宇根山至幸院は、往年、弘法大師が、この山に滞在して、修行されたと伝えられている場所で、5.5mの巨像を誇る弘法大師像は、世の人々を救うために、各地を巡って修行をしていた頃の、空海の姿であり、長寿の里としてこの地の健康と幸福を念願しており、大師の足跡と芝栗伝説が残る当地には、多くの参拝者が訪れています。

 

尚、広い駐車場からは、天気が良ければ空海の生まれ故郷である四国連山が望める景勝地でもあるのですね。宇根山至幸院の駐車場に到着してからは、先ずは、どの辺りにタイヤベースを設置すれば安全にポールを建てられるか吟味したものの、駐車場はアスファルトでは無いので、結局、駐車場の突端にある、説明ボードの側に設置する事にします。

 

説明ボードは駐車場の突端に位置しており、その突端から見渡せる、ほぼ270度に近く見渡せる景色を説明するボードですね。最初に、宇根山の存在を教えてくれたのは、この5月3日に広島市安芸区にある「絵下山」に移動されていた東広島市のJN4局でしたが、そのJN4局と初めて交信したのは、2023年3月5日に廿日市市にある経小屋山に移動した時でした。

 

その時に宇根山の存在を教えて頂き、それを受けて最初に移動したのは、6日後の2023年3月11日の事でしたね。その時、宇根山至幸院の近隣にある「宇根山天文台」の駐車場でのQRVでしたが、その時にも繋がったJN4局から、更に「宇根山至幸院」の存在を教えて頂いたと言う経緯でした。その後、件の宇根山至幸院に、初めて移動したのは、2023年4月2日だったと言う流れですね。

 

その後、粛々とアンテナポールに、ナガラDO-2B8デュアルバンドを設置して、IC-705をメインで使用する体制で準備を進めました。全ての準備が済んた9時50分にIC-705の電源を入れました。先ずは、144MHz帯と430MHz帯のSWR調整に入りました。SWR調整が完了してからは、144MHzと430MHz帯のFMモードを確認すると、多数の局の交信が入感していました。

 

そんな中、気まぐれで覗いた144MHz帯のSSBモードでCQを出していた岐阜県郡上市の移動局であるJH2/2局にコールを送り、10時3分に交信がスタートしました。シグナル交換の後、一気にカード交換まで進み、呆気ない程に簡単に交信が終了しました。普段、FMモードばかり運用しているので、あまり免疫のないSSBモードに面食らってしまいます。

 

続いて、高知県室戸市の移動局であるJF5/5局のCQにコールを送り、10時9分から交信がスタートしたものの、シグナル交換とカード交換が済むと、またしても速攻で終了しました。私は、この流れが144MHz帯のSSBモードなのか?と感じた次第です。その後は、JA3局のロールコールが行われていましたが、それにはコールを送らず、430MHz帯のFMモードにQSYする事にしました。

 

サブの周波数を確保してメインでCQを出してサブに移ると、10時32分に岡山県浅口郡里庄町に移動していた既知のJI4/4局からコールを頂き、交信がスタートしました。このJI4局は、私が20年間に渡りQRTしていた期間中、常に年賀状をくれていた局で、2023年の4月2日にも20年振りに交信した局でした。久し振りの交信と言う事で、カード交換の約束をしました。

 

続いて、10時46分には、5月3日に初めてお会いする既知のローカル局が、いつもの公園まで、アイボールに来られた時に、正に交信中だったJA4局で、その時は、一旦、お断りを入れてから交信を終えて周波数をクリアし、アイボール会が終了してから、約束通りにメイン周波数で、再三に渡ってお声掛けしても繋がらなかった局でもあった山口県岩国市の局でした。

 

11時11分には、広島県府中市のJN4局からコールを頂き交信がスタートしました。この局の後には、コールバックが途絶えたので、周波数をクリアして144MHz帯にQSYする事にします。すると、山口県岩国市にある銭壺山でロールコールしていた既知のJE4/4局に、11時30分に軽くお声掛けしました。この局とは、2023年1月に21MHz帯で交信した事がある局でした。

 

その後、サブ周波数を確保してメインでCQを出して、サブに戻ると11時53分に広島県三原市の筆影山に移動されていたJK4/4局からコールを頂きます。この局は、再開局して、まだ5ヶ月のカムバック組でしたが、しっかりと誰でもQSLをアピールして了承して頂きました。筆影山には、私も再開局前には行った事があったので、ロケーションが眼に浮かぶ様でしたね。

 

12時10分には、広島県庄原市にある道後山(1,269m)に移動されていたJJ4/4局からコールを頂きました。流石に道後山は、車で登ることは出来ないのでハンディトランシーバーでの運用でした。12時35分には、広島県福山市のJM4局からコールを頂きます。この局は、A1クラブの世話人らしく、言うだけ番長の私に対して、即座にA1クラブの参加者の方ですね。と指摘をされ、思わず赤面した次第です。笑

 

12時47分には、広島県世羅郡モービルのJG4/4局からコールを頂くも直にフェードアウトしてしまいました。12時49分には、既知の廿日市市に移動されていたJA4/4局からコールを頂きました。その後、一旦、周波数をクリアして軽く昼食タイムを取ります。再び、144MHz帯でサブの周波数を指定してCQを出すと、13時3分に既知の広島市西区の無線系YouTuberであるJJ4局からコールを頂きました。

 

13時12分には、既知のJJ5/5局からコールを頂きます。JJ5/5局は、比叡山でもD-STARでも交信した事がある香川県高松市にご自宅がある局でしたが、この時は、香川県小豆郡にある星ヶ城(816m)に移動されていました。その後はコールバックが途絶えたので、周波数をクリアして430MHz帯にQSYして、サブの周波数を確保してCQを出すと、13時25分には、広島県尾道市のJJ4局からコールを頂きました。

 

13時35分には、兵庫県三木市のJF3局からコールを頂き、ノイズ混じりで苦しい中、交信が成立します。13時48分には、広島県庄原市モービルのJO4局からコールを頂いたものの、またしてもフェードアウトして取れなくなりました。13時55分には、広島県福山市のJK4局からコールを頂きます。この局にも誰でもQSLをお勧めして了承して頂きました。

 

その後はコールバックが無かったので、周波数をクリアして、最後に144MHz帯のFMモードにQRVすると、14時26分に廿日市市の山に移動していたJE4/4局からコールを頂きました。廿日市市の680mクラスの山に移動されてると仰っていたので、経小屋山ですか?と質問すると下勝成山との事でしたね。経小屋山は眼下の宮島に火事が類焼する事を恐れて、山火事の警戒で監視人が常駐して無線をやり辛いと仰っていました。この交信を最後にして撤収に入りました。