5月4日は、朝の5時に起床して、僅か1泊の京都往復ドライブではありましたが、それなりに準備して、長男家族と待ち合わせた午前7時に合わせて自宅を出発しました。往路では、京都鉄道博物館に立ち寄る事をお願いされていたので、ナビには直接、同博物館を入力しておきました。私としては、その京都博物館に長男家族が行ってる隙間時間に、アマチュア無線を運用する気満々の体で、千葉旅行でも試しましたが、SPBケース内のウレタンを取り除き、IC-705とCAT-283チューナーをプチプチでカバーした状態で納めると言う方法で、現地でも簡便に取り出せる体制で準備しました。

ただ、千葉旅行と違う点は、常にトランクの下層スペースに収納しているCR8900アンテナと、マグネット基台を使用可能な点でした。千葉旅行では伸縮可能なRH770を使用する体制でしたが、それよりも、飛びも耳も期待できるCR8900を取り付ける事が出来るので、それをメリットと感じていました。山陽自動車道をひたすら走り、小谷SAで長男家族は朝食を摂り(私は朝食済み)、吉備SAで長男と運転を代わって貰った後、三木SAで早目の昼食を摂った私達でしたが、無事に13時過ぎに京都鉄道博物館近くの駐車場に辿り着きました。途中で、対向車線の酷い渋滞を目の当たりにしましたね。

長男家族を降ろしたあと、早速、準備に入ります。ショルダーバッグからは、IC-705の背面から10cm離れた場所に設置する2連USBファンや、交信記録(紙)、筆記用具を取り出し、2連ファンは、センターコンソール内に保管していた40,000mAのPDモバイルバッテリーと繋いで、ダッシュボードの奥に置きました。IC-705とCAT-283チューナーも、トランク内に置いていたSPBケースを車内に移動して、ケースの中から取り出して、CAT-283は助手席の上に置いたケースの上に置き、IC-705の背面にあるバッテリードックには6cm角のUSBファンを取り付けて、先程のPDモバイルバッテリーに接続してダッシュボードに置きました。

開いていたハッチバックからは、トランクの下層スペースに保管しているマグネット基台とCR8900アンテナを無理矢理(長男家族の荷物があるので)取り出して、マイクロファイバークロスを車のルーフに敷いてから、マグネット基台をセットして、基台にCR8900アンテナを接続しました。車のルーフは結構な熱さになっていました。再び車内に戻り、マグネット基台のケーブルをCAT-283チューナーの端子に繋ぎ、一昨日に届いた5D-FBケーブルの片方を、CAT-283チューナーのTR端子に繋ぎました。もう片方の先端にはMP-BNC変換コネクターを取り付けてから、IC-705に接続しました。次に、センターコンソールから、もうひとつのPDモバイルバッテリー(30,000mA)を取り出しました。

このバッテリーは、IC-705の電力供給用として使用するもので、CQオーム製のIC-705専用ケーブルで、IC-705の電源コネクターに接続しました。その後、IC-705の電源を入れて、144MHz帯、430MHz帯其々のSWRの調整に入った後、3エリアで人気のある430MHz帯のFMモードからワッチする事にしました。すると、いきなり、京都府宇治市に移動していたJR3/3局の変調が入感して来ました。その時は別の局と交信中でしたが、交信終わりの13時33分にコールを送って交信がスタートします。当初は、サフィックスが取れて無かったのですが、初回のやり取りで取れた(と思ってました)ので、3エリアの交信記録からファーストQSOだと判断しました。

相手局に、その旨を伝えてから、マイクを返すとミドルレターの誤認識が判明して、既に3rd-QSOだった事が分かります。その局とは、初回も2回目も、比叡山で運用した時に繋がった局でしたが、初回は7MHz帯は山頂駐車場ではなく、確か登仙台展望台からだったと記憶が呼び戻されて来ました。2回目の交信は430MHz帯のFMモードだったので、確実に比叡山の山頂駐車場からの交信だったのでした。私は、既に3回目の交信だった事から、JARLでのカード交換では無く、定番の「誰でもQSL」のアップロードを提案したのですが、久し振りなので「JARL」と「誰でもQSL」のダブルにしましょう!と言う話になりましたね。

JR3/3局との交信が終わり、私も試しにCQを出してみる事にします。ただ、駐車場が割と住宅地に隣接した場所だった事もあり、変に忖度してしまい、2.5ワット→5ワットと恐る恐るの体で、430MHz帯のメイン周波数でCQを連発したものの見事に空振りします。それでも、せっかく機材を持って来て、暑い中、準備をしたのだからと、最後に10ワットでCQを出す事にしました。しかし、何度も繰り返してCQを出したものの、ガッツリと空振りしたので、これらの事から、改めて、比叡山での運用の有意性を再認識した次第です。その後、一応、3エリアではあまり人気の無い144MHz帯のFMモードもワッチしたものの、何も聴こえて来ませんでした。

そこで、ついでだからとSSBでも声を出したものの、予想通りで空振りします。SSBもワッチはしたものの、何も聴こえて来ませんでしたが、敢えてCQを出したので、空振りする確率が高いのは、当たり前の話でした。長男家族が戻って来て、機材の片付けで待たせるのも、気温が上昇していて、外気温が31度にもなっていたので、そんな中、私の我儘で待たせたら流石に可哀想と判断して、後ろ髪を引かれながらも片付ける事にしました。それでも、重たい機材をスーツケースにいれて引っ張った挙句、千葉駅前でも京都の家内の実家でも空振りした、前回の旅行よりも遥かにマシ!と、ひとり納得させた次第です。笑

 

往路の風景です。(長男運転)

 

 

京都鉄道博物館の直近の有料駐車場です。料金は2千円でした。

 

 

車内の様子です。

 

 

運用場所詳細です。

 

 

京都鉄道博物館の直近の有料駐車場です。