4月28日も前日と同じで、気合いを入れて10時スタートの予定を立てましたが、前日の21時からALL JAコンテストがあるので、7MHz帯以下はQRVした事はありませんでしたが、1.8〜50MHzのHF帯はQRVしても、コンテスト参加局だけかも知れないと考えて、144MHzと430MHz帯をメインに据えて、DO-2B8デュアルバンド八木アンテナを設置して、主に5エリアとの交信を目指して、少しでも標高を稼げる「いつもの公園の最頂部」に出掛ける事にしました。

 

しかし、日曜日と言えども、所詮は、地方都市の事。コンテストに参加する局ばかりで、移動運用はあまり意味はないとは思ったものの、そこは無線が趣味の人間の性で、自然と足が向いてしまうのでした。朝の10時過ぎに自宅を出発して、いつもの公園の最頂部に到着した私は、IC-705をメイン無線機として、CAT-283チューナーとアンテナポールにDO-2B8アンテナを配して、4.5mに引き上げ、午前11時過ぎから430MHzのFMモードのワッチに入りました。

 

すると、やたらとCQを連発する、いかにも幼い変調のCQステーションの声が飛び込んで来ました。暫く聴いていると、広島市中区の移動局と名乗り、瀬戸内海国立公園指定90周年の記念局8J4SNP/4局との説明でした。私は、その局に短くコールを送ると、直ぐにコールバックがあったので、会話してみると、広島市中区基町にある「こども文化科学館」のアマチュア無線クラブから声を出している様でした。私は、こども文化科学館の屋上には、とてもFBなアンテナが建っているのを知っていました。

 

プラネタリウムの横には、FBなタワーとアンテナがあって、近くを通る際には、ついつい見てしまう場所でもあるのですが、これもアマチュア無線をする者にとっては、アルアルなんでしょうね。私は、アマチュア無線の有資格者の指導のもとに、QRVしてるのかと考えて、質問したところ、個人コールも持ってるとの事でしたね。未来のアマチュア無線界を担う、若いアマチュア無線局の息吹を感じたひと時でした。大人になっても頑張ってアマチュア無線を続けて欲しいと願うのでした。

 

彼は、私との交信が終わってからもCQを連発し続けていましたが、その内には、CQがピタリと収まったので、終了もしくは休憩かな?と思っていましたが、その後、その理由が判明する事になります。一方、私はと言えば、サブの周波数を指定して、430MHz帯のメインでCQを出してからサブの周波数に移ったところ、5エリアからコールがあります。私は相手の局に、アンテナを回すので、長めに話して下さいとお願いして、一生懸命に微調整をしたものの、結局はコールサインを判別するまでには至りませんでした。

 

仕方ないので、謝罪した後、またの交信をお願いしてファイナルとしました。すると、今度は6エリアからお声掛けがありました。辛うじて相手のコールサインは取れたものの、信号強度やQTHが取れず、またしても相手に謝罪する事になります。6エリアの局は既に2回交信した事があるJA6/6局でしたが、最初の交信は、430MHzのFMで比叡山山頂の私と、福岡県築上郡のJA6/6局でした。2回目の交信は、29FMで山口県大島郡の私と福岡県豊前市のJA6/6局で、今回の交信が成立していたなら3回目となる筈でしたね。

 

その後、144MHzのFMモードにQSYすると、こども文化科学館のCQステーションである「瀬戸内海国立公園指定90周年の記念局8J4SNP/4局」が、次から次と交信を重ねていました。つまり、終了でも休憩でも無く、単に144MHz帯にQSYしていただけだったのでした。しかも、中国地方は430MHz帯より144MHz帯の方が人気があるので、430MHz帯の時には、空振り続きだったので、相当に疲れただろうなと思いましたが、144MHz帯での、次から次と呼ばれている様子を聴けた際には、良かった!良かった!と親心を感じた次第です。笑

 

12時を回ったので、昼休憩に入ろうと思ったところ、メインで既知のJJ4局のCQが聴こえて来ます。一緒にサブに移ったところ、JJ4局のCQに直ぐに反応してコールを送ったJR4/4局との交信がスタートしたので、オニギリを頬張りながら狸ワッチする事にします。相手のJR4/4局とは、私も2023年5月21日に山口県の最高峰である「長野山」に移動した際、交信した事のある局でしたが、私は、あの日の交信をもって、無線は封印して、Eラーニングの勉強に入り、その後も続けて無謀にも12月期の1アマの国試と続いた訳ですが、JR4/4局とは、それ以来となっていました。

 

JR4/4局は前回の移動地と同じで、広島県呉市の野呂山に移動されていましたね。私は、このJJ4局とJR4/4局の交信終わりにお声掛けするつもりでいましたが、昼食がまだだったJJ4局が交信終わりに周波数をオープンすると言われたので、急いで「昨日の交信分は誰でもQSLに送りましたよ!」とコールサイン無しで送ると、直ぐに反応してくれて、暫しの交信となりました。続いて、12時59分には、前日のテスト交信でも繋がった、広島県安芸郡熊野町の、JO4局からもお声掛けを頂きました。今回の分も誰でもQSLに送る事を、今回は約束してファイナルとしましたね。

 

それから、暫くは空振りが続いた私でしたが、メインでCQを出されていた、前出のJR4/4局にコールを送って、14時33分に交信がスタートしました。この局とは割とロングQSOとなりましたが、この辺りが頭打ちかな?と考えて、早目に撤収する事にしました。このJR4/4局にも、しっかりと誰でもQSLを宣伝して、了承して頂きました。ただ、この局との交信では、DO-2B8アンテナは片付けて、RHM12アンテナの144MHzモードでの運用でしたね。RHM12アンテナで29FM以上の周波数に出たのは初めてでしたが、結構使えると判明したので良かったと考えています。

 

広島市中区基町にある「こども文化科学館」です。

 

 

4月28日の交信風景です。