昨日(4月16日)は、午後から雷雨がある予報が出ていたので、移動運用は諦めて、4月15日に届いた「BNCメス× M型オスコネクター」と「BNCオス× M型オスケーブル」を使用するテスト運用に出掛けました。テスト運用に出掛けた先は、いつもの公園の最頂部でしたが、いつもは車の中で運用するところ、昨日は、野球場の直近にあるテーブルとベンチがあるエリアで、花見客が弁当を広げていた場所でした。

 

その場所は、桜は既に散っていますが、眼下に広がる満開の桜を愛でる場所としては最適な場所で、無線のロケーション的にも、いつも利用する駐車場よりも視界が広がっている分、有利な場所と今回、初めて知った次第です。「BNCメス× M型オスコネクター」 は、RH770アンテナをCAT-283チューナーのM型端子に直付けするのに使い、「BNCオス× M型オスケーブル」は、チューナーとIC-705間で使用する予定でした。

 

私はケースからCAT-283チューナーを取り出し、バッグからはIC-705を取り出して、背面のバッテリードックにUSBファン取り付けてから、テーブルの上に置きました。更に、RH770アンテナやケーブル類、時計、交信記録を書くノートと筆記用具もテーブルに並べて行きました。そして、徐に、RH770アンテナにBNCメス× M型オスコネクターを取り付けて、CAT-283チューナーの背面の端子に取り付けました。すると、M型のコネクターを締めて行くと、ある効果が現れて来たのです。

 

それは、それまでグラグラだったアンテナのBNC端子の根元が、M型コネクターを締める事で固定されて、RH770アンテナを直立、もしくは、任意の場所に保つ事が可能となったのです。その後は、RH770のロッドアンテナを伸ばすと共に、ケーブル類も接続して、IC-705には、PDモバイルバッテリーを、CQオーム製のUSBケーブルを繋いで起動しました。まず最初に設定したのは、前回の起動時にSWR値が異常値を示していた430MHz帯のFMモードに設定する事にします。

 

PTTスイッチを押しながら、CAT-283チューナーで、SWR調整をしたところ、すんなりと調整が完了します。続いて、144MHz帯の調整にも入ると、こちらも直ぐに終わりました。しかし、SWR値の調整は完了しましたが、実際にRH770アンテナで交信をした事が無かった私は、144MHz帯のFMで、サブを指定して、メインでCQを出してみる事にします。しかし、何度か繰り返してみたものの、地方の平日の午前中らしく全くコールバックがありませんでした。

 

続いて、430MHz帯でも試そうと、ワッチしてみると、高い周波数帯で、違法局同士の会話が聴こえて来ましたが、低い周波数帯では問題ないと考えて、サブの周波数でチャンネルチェックを実施したところ、いきなり「おおっ?」と、驚いた様な声が返って来ました。私は、直ぐに謝罪しようと声を出し掛けたところ、その声に被る様に違法局らしい変調が入感したので、寸前で踏み留まる事が出来ました。この反応を持って、無事に電波が相手に届いていると見なして、速攻で片付けて駐車場に戻る事にしました。

 

駐車場から自宅に帰る際には、前回の交信終わりに、バッテリーの充電量に赤信号が点っていた、IC-705用のポータブル電源として使用しているIWASHN GP-50と、IC-7300Mで50ワット送信する為に、不可欠なNBC BL-50TXを持ち帰って充電する事にしました。自宅に戻ってからは、充電すると共に、SK11 SPB-340BKケースにIC-705とCAT-283チューナーを一緒に収納可能かの検証を実施して、4月19日の千葉駅前QRVに弾みをつけたところです。笑

 

今回の様に、ハンディ用のアンテナをアンテナチューナーに直付けして運用する方法は、車での運用に凝り固まっていた私のスタイルに、風穴を開けるくらいのインパクトを残しました。しかし、それは、IC-705がPDモバイルバッテリーで駆動する事が出来たり、CAT-283チューナーに至っては、電源を必要としない事から可能になった話で、そう考えて行くと、電池駆動のAH-705と短く収納できるRHM12(+MAT-50)を、IC-705と合わせて使用する、HF帯の運用にも視野が広がりつつあります。

 

私の移動運用に上記のスタイルが定着した暁には、例えば、比叡山山頂駐車場に車を駐車して、リュックに機材を詰めて、東方向にも開けている大比叡でQRVする事も可能でしょうし、これまで移動した山岳ポイントでも、あと少し登れば三角点や展望台があるのに、車で登れない事を理由に、ロケーションの悪い場所での運用を強いられて来た私のスタイルに、大変革を齎してくれるものと考えています。麓からの担ぎ上げと比べて、最後の短い距離を移動するだけですから、軟弱な私でも実現可能かも?と妄想していますね。笑

 

RH770アンテナです。

 

 

曲げてしまった事で先端が出たままになってます。

 

 

到着したコネクターとケーブルです。

 

 

最頂部のエリアから見た広島市内です。

 

 

テーブルとベンチのある場所を確保しました。

 

 

チューナーのアンテナ端子に接続しました。

 

 

アンテナを伸ばしてみました。(少し曲がっています)

 

 

M型ケーブルも接続しました。

 

 

準備が整いました。

 

 

145MHzのメインチャンネルでSWRを調整しました。

 

 

433MHzのメインチャンネルでSWRを調整しました。

 

 

テスト運用を開始しました。

 

 

自宅に戻って収納チェックしました。

 

 

ケースの周囲のウレタンを取り除いて収納しました。

 

 

持っていく備品です。

 

 

バッテリーも充電しました。