昨日(4月15日)は、雨になる予報だったので、アマチュア無線の移動運用は、特に考えていませんでした。再開局時に購入したRHM12アンテナが、周波数を変更する時には、上下にスライドさせなければならず、基本的に雨天時の運用がNGだった事もあり、雨天時には極力運用しない流れが出来ていました。

 

しかし、後から購入したCR8900は、スライド方式では無い全天候型タイプのアンテナだったので、最悪、運用途中から、雨が振り出しても良いくらいに、雨の予報の時には、特にそれが無線局の多い、土日だった場合には、29FM以上の周波数を運用すると言う建前で、好んで使用する様にも変化して行ったのでした。

 

とは言え、29FMや50MHz帯にQRVする為には、アースマットのMAT-50も設置する必要があったので、それを雨の中でセットするのも、作業的には難しいとも考えていた事もあり、雨模様の時には必然的に144MHz帯と430MHz帯専用のアンテナとして、CR8900を使用する様にもなりました。

 

再開局直後の運用は、天気予報を最優先して、平日や土日とか関係無しに、天気が良ければ(雨が降らなければ)移動運用を実施すると言う事にしてましたが、地方においては、Eスポが出ない限りは平日の運用は成立しない事を理解してからは、自然と土日の運用にシフトして行きました。

 

FT8は、掟破りではありましたが、同じグリッドロケーター内であれば、「 / P」は付記しないで、「いつもの公園」に常駐して運用したものの、それ以外のモードでは、2022年2月から2023年の5月21日までの間、IC-705の10ワット環境でも勝負できる様に、中国地方の車で登れる山岳部を中心に移動運用を繰り返して来ました。

 

私は、アマチュア無線の全盛期だった時の名残りと言うか、常に、アマチュア無線局が希薄なエリアに移動運用に行くと言う、ある意味の必勝パターンが身に染みてるのでしょうね。これまでは、広島市内の場所(山とか丘とかです)には興味を示さず、ついつい他県であったり、居住エリア以外で運用する癖が付いてしまっています。

 

そんな移動運用のパターンの中、私の住む広島県は、東方向に抜けようとすると隣県の岡山県に行く為には、幾多の市町村を抜けて行かなければならず、自ずと1時間以内でアクセス可能な(抜ける事が可能な)、山口県の車で登れる山岳部や、広島県でも県北エリアに移動する機会が増えて行きました。

 

それと、全盛期に移動運用に行った際、アマチュア無線局の居ないエリアに行った時には、市区町村のアワードを求めていた全国各地の無線局から、こちらからQRT宣言(ギブアップ)をするまで延々と続いた、至極のパイルアップの成功体験も相まって、ついつい、そんな場所を選んでしまう傾向にあるのでした。

 

2022年の5月には、山口県の大島郡周防大島町にある「嵩山=だけさん」に移動した際、29FMの季節的なEスポ発生により、2時間程度のパイルアップを経験した事で、2匹目のドジョウ狙いで、2023年1月下旬にも自ずと足が向いてしまった事とかは、アマチュア無線局の間では、アルアルだと思うのですね。

 

「あの山からQRVしたら6エリアと交信できるかも?」とか、「そろそろEスポが開ける頃だけど、開いたら即移動かける!」等々の、居ても立っても居られないドキドキ感とかの、はやる気持ちは、アマチュア無線局共通の意識だと私は思っているのですが、どうなんでしょうね。

 

小学4年生の時、近所に住む友人から「ええもん聴かせたるわ!」と誘われて遊びに行った際、短波ラジオから聴こえて来た無線局の変調は、今でも耳に残っています。結局、その交信は「黄金バットと月光仮面のアンカバー同士の交信」だったのですが、私に与えたインパクトは相当なものでした。

 

全盛期の7MHz帯では奇妙な交信を耳にした事もありました。ロシアの局と韓国の局が、最初は、英語で交信していたのですが、その内、どちらの局が提案したのか分かりませんが、いつの間にか日本語で交信を始めたのには笑えましたね。どちらの局も日本語ができる事にも驚きましたが、そんな事もありましたね。

 

今更ですが、話を戻しますと、雨降りだった昨日は、4月10日以降の未整理だった4日分の交信記録を紙ログへの記帳する事と、ハムログへの入力。それと、QSLカードの印刷と郵便局からの発送作業を行いました。特にQSLカードの印刷に関しては、面倒でも手作業で印刷しています。

 

今のところ、HF帯では21MHz帯と29FM以外ではCQを出して無いので、発送するカードの数量は知れているので可能な事ですが、定義ファイルは移動地別にファイルしていて、その都度、コピペして上書きしつつ、ハムログのイメージを使って、番号指定して、試し印刷機能で、交信ノートと見比べながら印刷しています。

 

しかも、現時点、全ての項目を網羅させてカードを印刷するスキルを持ち合わせて無い私は、相手局の移動地に関しては、透明のシール用紙に印字して、その上から、印字が擦れて消える事を防止する為に、セロテープを貼ってから切り取り、それをQSLカードにピンセットで貼付すると、実にアナログな作業をしているのですね。

 

しかし、配送センターでの仕分け作業等々で、貼付した移動地のテープが剥がれてしまう事も考えられるので、全ての項目を網羅させたQSLカードを完成させる事が、優先させるべき項目ではあるのですが、最初に印字設定した際に、無駄なカードの浪費が発生したので、未だにアクションを起こせずにいるのですね。笑