本日も、「いつもの公園」に、とある目的意識を持って出掛けます。本日は、土曜日でもあり、先週の土曜日にQRVした時、違法局も僅かしか居なかった事もあって、土曜日はイケル!と判断して、VU帯をメインにセットする事にします。その「とある目的意識」とは、ナガラのデュアルバンド八木アンテナの「お辞儀問題」を解決したいと言うものでしたが、これまでにも、最初は稚拙に紐で引っ張ってみたものの、高さが足らずで効果を得る事が叶わず、次に、金具を新たに装着して上に引っ張ってみたものの、これも大した効果は得られずで、タイヤベースの基台を微調整(タイヤベースの基台の中の僅かなスペース内で動かす)する方が、ポールの傾きには効果があったと言う体たらくでした。

 

今回は、V型ダイポールアンテナを購入した際に付属していたアクリル棒を使って、アンテナポールの上部に継ぎ足して、引っ張る角度を大きく取って、アンテナのブームを引っ張るプランでしたが、アクリル棒をセットした段階で、「こりゃ、ダメだ」と直ぐに判明したものの、取り敢えず、やってみる事にしました。直ぐにダメだ!と感じたのは、アクリル棒を継ぎ足して横から見ると、角度が浅過ぎて、少し離れた場所を引っ張ったところで、無意味と悟ったからでしたが、もし、引っ張りのみで、アンテナのお辞儀問題を解決するならば、継ぎ足す棒は、ブームサイズ以上の長さにして、思い切って、ブームの先端辺りを引っ張らない無理だと悟りましたね。

 

ただ、そんな棒だと自重もあるでしょうし、棒を継ぎ足す側の回転用アルミポールの、スペースや強度を考え出すと、最早、現実的では無いので、このお辞儀問題は、日本人としては定番の「玉虫色の解決」として、アンテナのお辞儀は仕方ない不可抗力だ!とする事にしました。つまり、アンテナポールを触ると若干前後に動くので、極端に傾いている時は、それをグイッと直立方向に動かして凌ぐ事にしました。それから、HF帯もQRVするつもりだったので、RHM12アンテナをマグネット基台でルーフにマウントして、後部座席の窓から車内に引き込みました。RHM12アンテナはアースシートMAT-50と共に、7MHz帯に合わせておきました。先ずは、メインに位置付けていたVU帯のワッチから入ります。すると、11時過ぎに、145MHzのメイン周波数で、既知のJO4局のCQが入感して来ました。

 

その時の私は、まだ、ノートとか筆記用具を用意していなかったので、まだまだ続くと思っていたCQの間に手早く準備して、応答すれば良いと考えていましたが、JO4局のCQに即座にコールした局がいた事で、その胸算用は潰えます。その後は、ひたすら交信が終わるのを待ちました。と言うのは、430MHz帯も含めて、他に交信している局が居なかったからでしたが、これが地方の現実でもあるのですね。交信終わりの11時46分にコールを送り、既知のJO4局との交信が始まりました。JO4局は、広島県廿日市市に移動されていましたが、今年の3月16日以来となる交信でしたが、それでも、この局とは1時間余りのロングQSOとなりました。その後、昼食タイムに入った私でしたが、公園の桜が満開だった事もあって、駐車場は、満車に次ぐ満車で、Uターンして帰る車が続出でしたね。

 

13時過ぎには、145MHz帯のメイン周波数で、CQを出していたJJ5/5局の声を、久し振りに聴いたので、一緒にサブの周波数に移ったものの、CQに即座に反応したローカル局のお声掛けに応答されて交信がスタートします。またしても二番煎じとなった次第です。この局とは既に数回の交信を重ねていましたが、11ヶ月弱振りに声を聴いたので、ひたすら待機していました。このJJ5/5局(愛媛県伊予市移動)とは13時32分に交信が始まります。この局ともロングQSOとなりましたね。この局とは、丁度、昨年の5月21日に山口県の最高峰である「長野山」に移動した際に、繋がったのが最後でしたが、私は、それからEラーニングに入り、無線を封印。更には国家試験で無謀にも1アマを受けておりましたが、このJJ5/5局も2023年8月期の国試で2アマを取得したそうで、自宅では主に14MHz帯にQRVされてる様でした。

 

JJ5/5局との交信が終わった時点で、僅か2局との交信でしたが、かなり喉が疲弊していたので、熱い麦茶を飲みながらボーっとしていました。すると中年の女性2人組から突然、話しかけられたのです。アンテナを指差して「これは何ですか?」と尋ねて来たので、アマチュア無線のアンテナだと答えると、質問者でない方の女性が「なら、アンタ持ってたやん!」と質問した女性に言ったのです。すると、女性をその言葉に呼応して、頷かれたので「アマチュア無線の免許をお持ちなんですか?」と食い気味に質問すると、「小学生の時に取ってハンディ機を持ってました」と仰ってました。従免と局免の違いを理解されて無かった様で、小学生の時に交付されたJE4局のコールサインは既に無い事を説明した次第です。また再開局して欲しいと切に思った瞬間でした。(単に増やしたいと言う純粋な気持ちからです)

 

その後は、HF帯にQRVすべく7MHz帯のSWR調整に入りましたが、何故か、何もしないのにSWR値は限りなく「1.0」を示していました。気を良くしてワッチに入ったものの、昨日と同様のピチピチノイズもあったりの悪コンディション中、ワンウェイの記念局を呼ぶ集団に参加しましたが、取ってもらえずで、徐々に疲れが先行して来ます。そこで、7MHz帯は諦めて、14MHz帯にQSYする事にしました。車外に出て、折り畳み椅子に乗って、RHM12アンテナのスライドバーを14MHz帯に合わせて、車内に戻りました。そして、14MHz帯のSWRを調整しようとすると、何故か、SWRが2.0以下に落ちませんでした。その時、MAT-50は2枚使用してましたが、それが災いしてるのか、皆目検討がつかないまま、どんどんヤル気が失われて行き、遂にはQRTする事にしましたね。

 

最初にアクリル棒をセットした時です。

 

 

アクリル棒をギリギリまでずらしました。

 

 

本日の完成形です。(最初の写真と対比して下さい)

 

 

同時には運用出来ないので(単なるヤラセ写真です)

 

 

本日は145MHzで終わりました。

 

 

傾いた不恰好なアンテナ+ポールです。

 

 

前から撮ると幾分かマシに写りました。