ケーブルの先端は、窓から引き込んでCAT-300チューナーに接続します。次に、RHM12を収納しているの第一電波工業製のアンテナバッグから、マグネット基台を取り出し、車の左側に、アンテナポールの側に置いている折り畳み椅子を移動させて、車のルーフの中央にマイクロファイバークロスを敷いて、マグネット基台をセットします。

 

マグネット基台のキャップを外して、CR8900アンテナを取り付け、ケーブルは後部座席の左側の窓から車内に引き込み、CAT-283チューナーと接続させておきます。折り畳み椅子は、元のアンテナポールの横に戻しておきます。必要なものを全て取り出したトランクは、DO-2B8アンテナを斜めに立て掛けてから閉じておきます。(斜めにすればDO-2B8アンテナはトランク内に保管可能です)

 

そして、運転席に座ります。ダッシュボードの上に、予め、マイクロファイバークロスを敷いて、ダイソーで300円で買った汎用サンシェードをセットします。サンシェードはサンバイザーで押さえます。次にフロントガラスぎりぎりに、2連タイプのUSBファンをセットして、40,000mAのモバイルバッテリーと繋いで、最大風力で回しておきます。

 

助手席の足元に移動させていた、NBC BL-50TXバッテリーのケースから電源ケーブルだけを取り出してシフトレバーの横に置いて、車内用の8D-SFA-Lite同軸ケーブル(3m)を運転席側の天井付近を這わせて、サンバイザーとサンシェードの間から、ダッシュボード辺りに伸ばしておきます。同軸ケーブルはエクストレイルのサンバイザーの際で押さえる事が出来るので便利です。

 

助手席に置いているIC-7300Mは、ケースから取り出した後、フロントを下に向けて、ケースに収納している時に使用しているビニール袋から取り出し、IC-7300Mの電源コネクターにBNC BL-50TXの電源ケーブルを接続して、更にIC-7300Mを腹と左手でキープしながら、8D-SFA-Lite同軸ケーブルを無線機の背面にある端子に接続します。

 

IC-7300Mはそのままの体勢でダッシュボード上のUSBファンぎりぎりにセットします。(本当にギリギリです)その際、NBC BL-50TXの電源ケーブルは無線機の左側に伸ばしておきます。NBC BL-50TXバッテリー本体をケースから取り出し、これも左手でキープしながら、背面の赤黒の端子に、IC-7300Mの背面から伸ばした電源ケーブルを、接続に注意しながら接続します。

 

後は、IC-7300Mには、ハンドマイクと第一電波工業製の外部スピーカーを接続して、外部スピーカーはシフトレバーの奥に、マイクロファイバークロスを敷いて置いておきます。この作業をもってダッシュボード上の無線機関連の作業は完成します。IC-7300Mに接続して、天井付近を這わせていたケーブルは、後部座席に置いたCAT-300チューナーに接続して、これで、HF帯のレイアウトは完成です。

 

助手席に置いたIC-7300Mのケース上のマイクロファイバークロスの上には、ケースから取り出したIC-705の背面のバッテリードックに、6cm角のUSBファンを取り付けて、使用する際には、ダッシュボードから2連ファンで使用していたモバイルバッテリーに接続して回しておきます。その左横には、IWASHN GP-50バッテリーもケースから取り出して置きます。その際、同軸ケーブルを接続し易い様に、バッテリーは少し奥まった位置に置きます。

 

IC-705のケースから、CQオーム製のIC-705用のシガーケーブルを取り出して、IWASHN GP-50のシガーソケットとIC-705を接続します。後部座席には、CAT-283とCAT-300チューナーを置いているので、HF帯とVU帯の周波数帯の切り替えは、その都度、手動で切り替えする必要がありので、この工程も結構大変だと感じていますね。

 

それと言うのは、ダッシュボードにおいたIC-7300Mは、ギリギリのスペースしか無いので、IC-705にケーブルを変更する場合には、車内のケーブルが1本しか無いので、IC-7300Mの背面から同軸ケーブルを抜く必要があるのですね。FT-991AMの時には、背面にある同軸端子にそれぞれ1本づつケーブルを挿していましたが、現在の環境でも、もう1本購入する必要性を感じています。

 

同軸ケーブルを抜く時は、左手で無線機のフロント辺りを持ちながら腹と腿でキープしつつ、右手で同軸ケーブルを抜くので、結構、体勢的には苦しいですね。同軸ケーブルを抜いたあとのIC-7300Mは、元の位置に戻しておきます。一方、抜いたケーブルは天井付近に這わせていたのを解除して、後部座席を迂回させて助手席側に移動して、ケーブルの先端には、BNCコネクターを取り付けて、IC-705に接続します。

 

それから、一旦、車外に出てから後部のドアを開けて、後部座席に置いているCAT-300チューナーから、同軸ケーブルを抜いて、144/430MHz用のアンテナチューナーCAT-283の背面にある端子のトランシーバー側に、同軸ケーブルを差し替えるのですね。CAT-283のアンテナ端子にはCR8900からの同軸ケーブルが既に接続されているので問題はありません。

 

再び、運転席に座ってIC-705の電源を入れて、IC-705をメーター表示にしてSWRのバーを直視しつつ、尚且つ、左手でCAT-283チューナーのダイヤル操作しながらSWRが最良点になるのを確認します。それが決まってから運用に入ると言う手順ですね。撤収時は、この逆の作業をするのですが、設置や撤収作業は、概ね1時間弱の時間を要するのが移動運用の日常だったりします。

 

CR8900でVU帯にQRVしてます。

(比叡山バージョン)

 

 

 

雪の比叡山山頂駐車場です。

(CR8900使用)

 

 

山口県周防大島にある白木山です。

(CR8900使用)