運用場所に到着してからの準備の流れの流れとしては、アンテナやローテーターの検証を含めて、いつも利用している近隣の「いつもの公園でHF帯とVU帯を運用する」を例にとる事にします。「いつもの公園」の駐車場に着いて、先ず確認する事は、右側が空いてるスペースがあるかの確認ですね。そのポイントを最優先させています。

 

と言うのは、前回(2024年3月31日)の運用時こそ、左側にタイヤベースを設置しましたが、通常は窓からアンテナを仰ぎ見る事が可能な運転席側に、タイヤベースを設置するからでした。アンテナを仰ぎ見ないといけないのは、ローテーターを動かす際には、その方向を見極める為に、直視する必要があるからでした。(前回はうっかり同軸ケーブルを踏んでしまいました。←影響は無いようでした)

 

しかも、フロントガラスにはダイソーの300均で購入したサンシェード(日除け)を設置するので、運転席側の窓からしか、上空のアンテナを見る事が出来なかったのですね。駐車場では、通常であれば、パックで駐車するところでしたが、アマチュア無線の移動運用の場合には、バック駐車では無く、左右のラインに沿って前進駐車で車を進ませます。

 

車止めの手前で余裕をもって停車してエンジンを止め、トランク内の機材の内、助手席側の足元には、IC-705一式(本体とマイク、シガーケーブル、BNCコネクター)、IWASHN GP-50バッテリー、NBC BL-50TXバッテリーを移動させて、助手席にはIC-7300Mをケースのまま置いて、その上に洗車用のマイクロファイバークロスを敷いておきます。

 

続いて、後部座席のアームレスト(カップホルダーが付いてるところです)を引き上げて、トランク内からCAT-283とCAT-300各チューナーが同梱されているケースや、通常は使用しないAH-705チューナーのケース、長男息子用のジュニアシート、8D-SFA-Lite同軸ケーブル、RHM12が入った第一電波工業製のアンテナバッグ、膝掛け等々を後部座席に一時避難させます。

 

更に、DO-2B8アンテナも、アームレストの上を跨がせて、運転席方向にスライドさせておきます。次に下層スペースの蓋2枚を開けて左隅に重ねて置き、先ずは下層スペースの右隅に置いている金属製のタイヤベースを取り出して、右側タイヤの直近に置いて、車を前進させて、タイヤベースを踏んで固定させてからエンジンを停止します。

 

他には、ローテーターと備品一式の箱、バラン、V型ダイポールのロッドアンテナ2本、7MHz帯用の短縮コイルとヘアピン、斜めに収納しているアンテナポールDAP450と、同じ袋に同梱しているCR8900アンテナを取り出して、後部座席や運転席にも一時避難させておきます。

 

最後に折り畳み椅子も取り出して、タイヤベース近くに置いておきます。下層スペースの蓋を再び閉めて、その上に膝掛けを敷いてから、一時避難させていたジュニアシートやAH-705チューナーが入ったケース、ローテーター一式の箱やバラン単体、ロッドアンテナ2本、CAT-283とCAT-300の空ケース等々を戻しておきます。

 

次に、ローテーターの箱から、ローテーター本体部を取り出して、ポールの先端部に取り付け、更にローテーターの回転部も箱から取り出して本体部に装着して、その先端にバラン単体を取り付けます。後部座席から8D-SFA-Lite同軸ケーブル(10m)を取り出して、バランの下側にあるコネクターに接続しておきます。

 

次にローテーターの箱からケーブルとコントローラーを取り出し、コントローラーは運転席に仮置きして、ケーブルはローテーター本体部にある端子に接続させます。バランにはヘアピンを取り付けて、折り畳み椅子に上がって、短縮コイルと7MHz帯に合わせて伸ばしたロッドアンテナを取り付けます。(今回は7MHz帯を例に取っているので、最大長よりは若干短めですが5.6mはあります)

 

その状態で4.5m付近までアンテナポールを一気に伸ばして固定させます。その段階で、ローテーターのケーブルは、コントローラーに接続して、上空を仰ぎ見ながらローテーターの動作チェックをします。無事に動作を確認できたら、同軸ケーブルとローテーターのケーブルは、纏めて、1.5mくらいの高さでマジックテープで固定しておきます。

 

一方、同軸ケーブルはアンテナポールの根元近くにマジックテープで固定します。それは、運転席のドアは頻繁に開けるからですね。運転席側のドア付近では地面を這うレベルにしておき、その先のケーブルは、後部座席のドアの開閉レベルよりも下に誘導しておきます。後部ドアの開閉に影響しない様にするからですね。