わざわざ公園に出向き、トランクの下層スペースからタイヤベースやアンテナポール、それに小型ローテーター等々を取り出して、運用時と何ら変わらない方法で、一通りの機材を準備する必要があるので、結構、面倒臭いなぁとは思いながらも、DO-2B8アンテナの前屈み姿勢を是正する為に、いつも、運用なり検証で利用する近隣の公園に行って来ました。

 

いつも通りに粛々と準備を進め、準備が終わったタイミングで、早速、接合部と第8エレメントの距離を測ると約220mmありました。これは、250mmのロングタイプのL型金具は使えないと、一瞬思ったものの、アンテナポールとブームの間にL型金具を設置する場合には、当然として斜め設置になる事から、ロングタイプでも、第8エレメントの横手に出せばイケるのでは?と思い直します。

 

しかし、どちらにしても、金具とブームの間のスペースを埋めるとしたら、結構な大きさの木片が必要だなとも思いましたね。そんな事を考えていると、別の方法が浮かんできます。それは、ブームの取り付け位置を下にズラして、ポールの上のスペースにL型金具を逆に付けて(逆L)、少しでも金具とブーム間の距離を縮めても良いのでは?と言うものでした。

 

上のスペースに取り付ける場合にも、ショートタイプだと長さが100mmしか無いので、アンテナポール上部に斜め設置して、ブームと交差するポイントが、どれだけの幅を取れるか甚だ疑問だった為、上に取り付けるのも、250mmのロングタイプにするしか無いとの結論に達しました。そこで遽に、ある重要なポイントが気になって来たのでした。

 

それは、アンテナのエレメントの直近に金属を近づけても、アンテナの性能に問題はないか?と言うものでした。そこで、滋賀県東近江市にある、ナガラ電子工業に直接電話する事にします。電話に出られた方に、これまでの経緯を説明して、250mmタイプの金属をアンテナエレメントの側に近付けた時、DO-2B8アンテナに影響を与えるかをお聞きしました。

 

すると、エレメントの手前であれば問題は無いが、横手もしくは前側だと影響をかなり受けるとの回答を得ます。そこで、私は更に、その金属に絶縁テープを巻いたらどうでしょう?と食い下がったものの、ナガラ電子側の返答は、それでも駄目ですね。と言い切られましたね。その時点で250mmのロングタイプは消えて、100mmのショートタイプ一択になってしまいました。

 

ナガラ電子の方は、落胆する私に対して、アンテナポールを上方向に延長して、紐で引っ張る方法なら、アンテナに影響を与えません。とも教えて頂いたものの、それは既に試した事を言うと、それが一番簡便な方法だと教えてくれたのでした。その後、取り敢えずショートタイプを注文しましたが、L型金具の現物が到着してからが勝負だと思いましたね。

 

100mmのショートタイプは、ポール上部に取り付けた場合、マジックテープが付いたゴムバンドで締め上げる事を想定しています。もし、ショートタイプも使えないとなると、多少は傾いてカッコ悪くなっても、アンテナポール自体も、多少は傾いてもいるので、最早、逃れる事の出来ない不可抗力と諦め、目を瞑って、紐で引っ張る方法しか無いと心したのでした。笑

 

P.S. 

ナガラDO-2B8アンテナの第6エレメントにあるM型接栓にはキャップが無く、剥き出しだった為、金属製のコネクターキャップをAmazonで購入して、第6エレメントとマグネット基台の合計2個を取付けました。マグネット基台には、元々、プラスチックの接栓キャップが付いていましたが、今回、金属製のキャップに取り替えた事で、プラスチックの方は予備品としましたね。

 

アンテナ取付前です。(絶縁テープで補強してます)

 

 

アンテナを取り付けて状況写真を撮りました。

 

 

小型ローテーターの回転部から第8エレメント間を計測

 

 

上部にスペースを空けて計測しました。

 

 

マストクランプ上辺とブーム上辺の間を計測しました。

 

 

ブーム底辺とブーム下辺の間を計測しました。

 

 

注文したL型金具の逆Lイメージです。笑

 

 

Amazonで購入した金属キャップです。

 

 

第6エレメント(給電部)を用意しました。

 

 

第6エレメント(給電部)に金属キャップを取り付けました。

 

 

マグネット基台にも金属キャップを取り付けました。