しかし、保険会社から止められているのか、謝罪ひとつありませんでしたね。私は100対0にならないのであれば、等級を下げてまで修理に保険を使いたくないと保険会社に伝えました。車の傷も軽い塗膜剥がれだったので、セルフ修理可能との判断からでした。その翌日になって相手側の保険会社から、こちらの保険会社に話が来た際、こちらの担当者が、私の意向を伝えたとの連絡が入ります。

 

その話の中で、先方の保険会社もCUBEにもドラレコ映像があるので、それらを突き合わせて話をしましょうと言う話になった様で、その後、私は保険会社に動画を送り、担当者からは、これは明らかに相手車両の過失は明らかで、ご希望の過失割合で話をしますと言って貰えました。しかし、保険会社同士で動画を突き合わせて検証した結果において、互いの解釈に乖離が生じたのでした。

 

先方の解釈では、2車が並走して走っていて、いきなり進路変更して来たのなら100対0と言う過失割合は受け入れられるが、今回の様に私が加害車両に追いついた瞬間、相手車両が進路変更で接触した場合には、上記の比率にはならないと言うのが、先方の保険会社の弁護士からの主張でしたが、こちらの保険会社も、これ以上の進展は期待できない感じでした。

 

100対0にならないのであれば保険を使ってまで等級を落とす気は無いと、再三、保険会社に伝えていた私は、90対10と言う現実を突きつけられて、このまま泣き寝入りになるのかな?そうだとすると、せめて相手からの真摯な謝罪は貰いたいなと考えていたところ、90対10の10パーセントの私の過失部分に関しては、先方の保険会社は請求しないと言う話が舞い込んで来ます。

 

それを聞いた私は、それまでに色々とネットで調べていたキーワードの中で、以前、見た事のある「片側賠償」になるのでは?と考えて保険会社に質問したのでした。すると、保険会社からは、私の言う通りで、これは、片側賠償となるので、私が車を修理しないとなった場合には、相手側から過失割合の相手側の90パーセントに相当する金額が振り込まれるとの話だったのでした。

 

この話が出るまでは、先方の謝罪だけで終了して、塗膜剥がれは、セルフペイントで我慢と考えていたので、保険会社の回答は正に棚ぼたの気分でした。この片側賠償と言う処置は、謝罪ひとつしない相手側に僅か10パーセントですが、金額的に痛手を負わすチャンスでもあったし、相手が保険を使うなら相手の等級も下がると言う、正に私の溜飲を下げる処置だった訳ですね。

 

私は保険会社に修理はしない旨の話をして、保険会社の助言のもと、知り合いの板金屋に菓子折り持参で、「めちゃくちゃ吹っ掛けても良いですから」と言う言葉と共に、見積り依頼する事にします。すると、運転席側扉部分の全塗装で11万円と言う結果となり、こちらの保険会社を通じて、先方の保険会社に伝えられました。

 

その後、板金屋と先方の保険会社との話し合いで、最終的には、修理費用の総額は106,000円となり、その90パーセントである95,400円が片側賠償として支払われました。塗膜剥がれの場所は、運転席側ドアのほぼ中央上部で、窓ガラスの少し下でしたが、素人ペイントでもブラックの車体に助けられて、あまり目立ってないと自画自賛しています。笑

 

下の写真は車の塗膜剥がれです。