1987年の開局当時の29FMがオープンする時期は5月の連休前と記憶していた私は、5月からの移動運用を計画していました。しかし、2022年のシーズンは5月の連休明けでした。私と言えば、5月4日には既に2回目となる比叡山運用を実施します。5月15日には先日火災のあった江田島市の「陀峯山」に移動しました。

 

5月22日には、広島県山県郡北広島町にある「掛頭山」に移動。5月23日には山口県大島郡周防大島町にある「嵩山」に移動しました。この「嵩山」には1992年頃に移動運用に行った事がありましたが、当時は低気圧が接近する時が、正に無線の好機と考えていた事もあり、台風が接近して風雨が増す中、不気味で真っ暗な山道を走破した事がありました。

 

そして、辿り着いた「嵩山」の狭い山頂エリアには、沢山の無線局がアンテナを設置して待機していた事には本当に驚きましたね。「嵩山」の帰り道には、山口県岩国市の「銭壺山」にも立ち寄りました。5月28日には山口県熊毛郡平生町の「大星山」、熊毛郡上関町の「上盛山」、山口県周南市にある「太華山」と梯子運用したのです。この「太華山」は上下道が一方通行になってる山ですが、この「太華山」にも思い出がありました。

 

平成3年に中国地方を襲った台風19号の時、私は徳山市にある石油精製施設に出張してました。仕事が夜勤だったので、夜勤前には台風が近づきつつある暴風雨の中、「太華山」の中腹で無線に興じていました。結局、台風直撃で夜勤は中止になりましたが、翌朝の台風一過にも、ノコノコと「太華山」に登り、途中まで登ったものの、対処出来ない倒木にギブして下りたと言う事がありました。

 

6月3日には、島根県出雲市の稲佐の浜の直ぐ上の山である「奉納山」で移動運用して、帰り道には広島市安佐北区と安芸高田市の境にある、「神の倉山」にも移動しました。6月8日には広島県尾道市向島町にある「高見山展望台」に移動し、6月13日には広島県三次市にある雲海で著名な「高谷山」に移動。帰り道には広島市安佐北区にある「荒谷山」にも移動しました。

 

6月18日には家内と長男がミスチルのコンサートで大阪の長居競技場に居る時間に、大阪南港でQRV。翌日の6月19日には3度目となる「比叡山」で運用しました。6月27日には山口県防府市にある「大平山」に移動、その帰りに山口県山口市にある「雨乞山」でも移動運用を実施しました。7月13日には広島県呉市の「灰が峰」での移動運用と続きました。

 

8月13日から15日に掛けては、3日連続で「比叡山」でQRVします。この期間に、1987年の開局当時から電波を出した事が無かったと言うか、無線機すらも持っていなかった50MHzから430MHzのデビューを果たそうと思い立ちます。しかし、50MHz帯はAH-705チューナーがあるので問題ありませんでしたが、前回、既にトラウマがある144と430MHzが問題でした。

 

IC-705でSWR値を測ってみると、CR8900アンテナは、何もしない状態でも2.0近くまで示していたので、大いに焦ったものの、50MHz帯はFMモードで、144と430MHz帯では、CQステーションに対して、無理矢理のSSBで初めての交信をゲットしたものの、あまりに精神衛生上良くないので、結局は、コメットのCAT-283アンテナチューナーを購入する事にしたのでした。

 

下の写真は広島県山県郡北広島町にある掛頭山です。