キリハラカズヒロ -5ページ目

オワリとハジマリのお話 11頁

 

 

 

 
 
 
 
ギギ・・
 
 
ギギ・・・
 
 
ロボットは歩きだしました。
 
 
 
 
こわれやすそうな その小さな箱を、
 
つぶしてしまわないように 両手 で つつみこみながら。
 
 
 
 
 
 
 
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オワリとハジマリのお話 10頁

 

 

 

 
 
 
広い 広い セカイ は
 
 
 
 
 
見わたすかぎり 何も 何も ありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
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オワリとハジマリのお話 9頁

 

 

 

 
 
 
ロボット は 鉄の扉を ギリギリ と音を立てながら
 
 
 
押しひらき、外へ出ました。
 
 
 
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オワリとハジマリのお話 8頁

 

 

 

 
 
 
《この箱を、夕陽の沈む あの場所に 届けましょう》
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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オワリとハジマリのお話 7頁

 

 

 

 
 
 
 
ロボット は その小さな箱 を そっと 手にとりました。
 
 
 
 
 
すると また、ひとつ の 声が ロボットに届きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
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オワリとハジマリのお話 6頁

 

 

 

 
 
月が星のまわりを229回と半周ほど回り終えたある日。
 
 
棚は ぴったり と 箱たち で 満たされました。
 
 
 
 
 
 
ロボット に 小さな箱 を 一つ残して。
 
 
 
 
 
 
 
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オワリとハジマリのお話 5頁

 

 

 

 

 
 
大切に・・・
 
大切に・・・
 
 
一日にひとつだけ
 
箱を抱え 時には押し
 
 
 
くる日も くる日も
 
 
棚に しまっていきました。
 
 
 
 
 
 

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オワリとハジマリのお話 4頁

 

 

 

それらを ロボット は ひとつ ひとつ
 
棚 に しまっていきます。
 
 
 
ゆっくりと・・・
 
 
ゆっくりと・・・
 
 
 
 
 
 
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オワリとハジマリのお話 3頁

 

 

 

ギギ・・
 
ギギ ギギ・・・
 
 
ロボットは にぶい音 を たてながら立ちあがりました。
 
そして 箱を 手にとり 動きだしました。
 
箱 には それぞれ 何が入っているのかわかりません。
 
持ち上げるたびに
 
さらさら 鳴ったり
 
ころころ 転がったり
 
すっかり だまりこんだり
 
箱 は いろいろな 音 を立てます。
 
 
 
 
 
 
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オワリとハジマリのお話 2頁

 

 

 

すると ロボット は ひとつの声をききました。
 
《この部屋にちらばった箱を、一日に ひとつ ずつ ひとつ だけ棚にしまいましょう》
 
 
ロボット は 部屋を見まわしました。
 
大きなもの
 
小さなもの
 
へこんでしまってるもの
 
重そうなもの
 
 
この部屋には たくさんの箱があふれています。 
 
 
 
 
 
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