「お父さんがいなくて可哀想」

シングルマザーの私が耳にした言葉です。

 

 

友人が、両親が揃っている家庭を「普通の家庭」と言った時には !? と思いました。

 

 

 

 

「子どもは3歳まで家で育てた方がいい

 (この場合、何故か「母親だけ」役割を求められます)

「子どもは実の親と暮らすのが一番だ」

 

 

 

世の中にはそんな声がありませんか?

 

 

 

 

 

前回は学校教育の問題点についてお話ししましたが、今回は家族に関するお話しです。

 

 

 

 

 

どちらかもしくは双方に子どもが居て再婚した家庭を

ステップファミリー

と言います。

このステップファミリーにもそのような声を向けられます。

 

 

「好きな人の子どもなら、例え血が繋がっていなくても愛せる」

「女性には母性が備わっているから、連れ子を育てることが出来る」

 

 

 

 

それらは幻想ですから!!

 

 

 

ライオンは新しいオスが群れのリーダーになると、前のリーダーの子どもを殺します。

それが動物の本能。

 

 

人間は高尚な動物ではありません。

 

 

連れ子と実子を分け隔てなく育てている人は「当たり前」ではなく

スゴイ人

なんです。

 

 

 

 

 

アメリカでは、ステップファミリーに対し様々なプログラムが用意されています。

親に対するカウンセリングや、育てられた子どもに対するカウンセリング。

イベントで他の家族との交流会。

 

日本では個々の家庭に責任を押し付けられ、そのようなプログラムがあまりありません。

 

 

ここにも自己責任を求められるのですね。

 

 

 

 

 

世の中の声は当事者ではない人の声で、理想の押し付けです。

 

 

 

 

 

そもそも親ってそんな立派なものでしょうか?

 

 

私は自分が親になって、子どもを通して親にさせてもらっていると感じています。

忍耐力や考え方の違いを学び、自分のダメなところを炙り出され、いつになっても立派な親とは程遠い。

最初から親になれる人なんていません。

 

 

 

 

幾つか子ども虐待に関することをお話ししてきましたが、

・子どもを気分で怒ってはいけない

・子どもに暴力を振るってはいけない

・子どもを性の対象としてはいけない

・子どもをきちんと養育する(食事を与えることや清潔にすること)

などを学んでこなかった人もいます。

 

自己肯定感が育たず、子どもを支配する親もいます。

 

 

 

虐待された人でも自分が学べば、虐待の連鎖は止められます。

 

しかし学ばない人には罰則を課しても、子どもを返したらまた虐待します。

 

 

 

 

うまく子どもを愛せない人もいます。

子どもが可愛いと思えない人もいます。

実の親と一緒に居たくない子どももいます。

 

 

 

日本では親権が何より尊重されますが、当てはまらないケースもあるわけです。

だったら子どもは社会で育てればいいのにね。

 

 

 

 

 

 

子ども虐待は他人事ではありません。

もしかすると自分も虐待する世の中を作り出している一人かもしれません。

 

 

 

私たちパワチル群馬では虐待をなくす世の中を作ろうと活動しています。

是非、一緒に活動しませんか?

 

 

 

 

また「子ども虐待防止策イベント」」は全国で開催します。

自分の地域では見当たらないとおっしゃる方は、主催者として立ち上げる事も可能です。

サポートも致しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。