その人の状態に今、五行のどのエネルギーが関わっているのかを
知るために、身体に聴くことを よくします。

先日も、
気持ちが上がらず、体調もいまいちで、
朝、今日は動けるかどうか…と心配になり、
スッキリ起きて動けないことにいつも自己否定の気持ちを持っている方がいらっしゃいました。

みているだけでも辛そうです。

身体に聞いてみると、やはり関わっているのは水の行「腎」。

水の行は 季節は冬。色は黒。冷え冷えです。
感情は心配・不安・恐れ。

この方はいつも腎が弱く、不安からなかなか脱出できずにいます。

水は 木々を育てるために水を流していきますが、
身体もカチコチで、流せずに、淀んでしまっている感じです。
それではエネルギーを蓄えて作り出す「肝」に水が送れません。
力が出ないはずです。

そして水は 火を消してしまいます。

火の行は 「心」。色は赤で
感情は愛・喜び。

火は温かく、熱く、時にはゆったり時には勢いよく。

命を燃やすということは 自分自身を生きること。

「赦す」   という言葉が出てきました。

なんと「赤」が入っています。

火の行の色「赤」とつながりました。

自分自身を認め、受け入れ、愛する。
どんな自分でもいいと受け入れる。
無条件に愛する。

そんなことが
「赤」のイメージと「赦す」という言葉と重なります。

自分自身を否定して固まっている心と身体をほぐしていくには

身体を温めて
自分らしさを認めて受け入れること・・・

そういうことなのでしょう。

先日お友達に聞いた、美智子皇后の師玉の言葉。

「誰もが 弱い自分というものを
恥ずかしく思いながら、
それでも絶望しないで生きている。
そうした姿をお互いに認め合いながら、
懐かしみ合い、励ましあっていくことができれば」

まさに 弱い自分を認めて人も受け入れる。
赦しの気持ちですね。