インストラクターアップデートの講座に参加して
ブレインジムの創始者である ポール・デニッソン博士のお話を聴くことができました。
ポールは
低く響く渋い声でポツポツと語り
あたたかな 大きな エネルギーを感じる方でした。
統合されていない状態を説明するところで
止めることもできずに一生懸命やり続ける姿と
何も手につかずに放り出している姿を
ジェスチャーしてくれたポール。
お茶目で笑ってしまいました^^
ポールの話の中でとても印象に残った言葉
自分の身体 感情に気づけるようになること
意識的になること
そして 人々が自分の選択で生きていけるようになること
気づく力を高めること
ブレインジムのPACEは
身体にしっかり入り 学ぶ準備ができたということ
この「身体にしっかり入る」ということは
上の空じゃなく 先生やお母さんや誰かの言うとおりではなく
「自分」が「自分の中に」ちゃんといるということ。
それこそが とても大切なことなんだ って改めて思いました。
ブレインジムに関わり その恩恵をうけて
これを必要な人に届けたいという思い。
その思いをもった私たちが
バランスがとれていて 成長し続けてこそ
人々の学びなおしの手助けができると言われました。
そしてこうも・・・
ブレインジムは完璧な人間をつくることが目的ではなく
「私は意識できている」ということを
気づけるようになることが目的。
治療ではなく 自己成長のためのもの。
バランスをくずしたら 止まって
心地よくいられるように助ける。
ポールの著書
「ブレインジムと私」という本が出版されました。
まだ読み出したばかりですが
始めのほうに
「人は 自分の生まれながらに与えられた能力を発見するために
自分自身の暗い部分に立ち向かう必要がある」
と記されています。
人が経験した痛みと生まれながらに持っている能力は
その人自身の奥深い部分において 非常に近いところにある。
能力は宝物 宝物は洞窟の中で ドラゴンに守られている。
ドラゴンに立ち向かわなければ宝物は手に入らないのです。
自分自身が学習障害で
自らが体験してきたことが冒頭に書いてあり
「子供たちが挫折することなく学習できる新しい教育方法を世界中にもたらす」
という使命と天職が生まれたのだということです。
ポールが自分の暗い部分に目を背けることなく
人生を歩まれたことに
深く深く 感謝いたします。
