教科書
革新的な製品を世にいくつも送り出し
音楽業界のビジネスモデルも変えてしまうほどのイノベーター(革新者)、
人類を未来へ加速して導いてくれた「スティーブ・ジョブズ」氏
医学の発達や技術の進歩、
世界記録がある陸上競技はわかりやすいが
スポーツや格闘技、確実に洗練されていく。
どのジャンルでも過去があるから今があり、未来へ続く。
「スティーブ・ジョブズ」氏の残した言葉は
全てに当てはめることが出来る「教科書」
何が僕を駆り立てたのか
クリエイティブな人というのは
先人たちが残してくれたものに
感謝したいと思っているはずだ
僕が使っている言葉も数学も
僕が発明したわけではない
同じ人類の先人たちが
作ってくれたものなんだ
僕は全力で
心の奥底にあるものを
表現しようとした
先人が残してくれたあらゆるものに
感謝しようとしてきた
そしてその流れに
何かを追加しようとしてきた
そう思って僕は歩いてきた
【スティーブ・ジョブズ】
Change the Mind
【話は聞き方】と教えてもらえました。
10年以上経ってから解ったり、
後から違う考えもあることに気が付いたりして考えが変わることもあるので
まずはしっかり話を聞くことが大切です。
話を聞くのとは少し違うパターンですが、10年どころか
1年も経たずに考えが変わる出来事がありました。
アパレルの企画は半年以上前から進め、冬の前に夏物、
夏の前には冬物のサンプルが出来上がっています。
昨年11月末に事務所のショールームに【扇子】(センス)が展示されてました。
すでに寒い季節で涼しさを求めようという気分とはほど遠く
そもそも人生の中で扇子を所有したこともなく
夏場にどこかのお店や家だとクーラーや扇風機なので
扇ぐことがあるとしたら、たまに街なかで配っている団扇(うちわ)ぐらい。
自分では全く欲しいとは思わないし「売れるのかな?」と疑問でした。
商品を見て、受注が始まると東急ハンズさんは絶賛!
クオリティが高く、考えられた品物をたくさん見てきたハンズのバイヤーさんに
高評価してもらえたのは、その時に自分なりに考えた理由では
「扇子は上品な人の持ち物で、ハンズで買い物する人はお金にゆとりがあるから」と
分析して納得してました。
今年もスタートラインに立たせてもらえましたが
最終的にジャッジしてくれるのは商品を手に取るエンドユーザー。
反響があれば商品棚を広げてもらえるし
売り上げが悪ければ撤退させられてしまいます。
昨年は21店舗でしたが2012年の今年は
静岡や新店舗をオープンした沖縄など24店舗、
さらにハンズビーなど小型店を合わせるとハンズさん関連だけでも
なんと40店舗も8月末まで商品を並べてもらえました。
今回の扇子も【話は聞き方】と同じように
自分が違うと思っても正解はわからない。
否定から入って後々になって気が付くと恥ずかしいので
まずは話を聞くことが大切です。
『縁』『絆』『結婚』『紹介』糸偏の漢字は人との『繋がり』を表すものが多い。
糸を扱う稼業は人と人との出会いに喜びを感じる。
服や物を通じて会えるのも楽しみの一つ。
扇子は「雑誌」や日本の良さを海外に伝えるサイトなどでも取り上げてもらえ、
たくさんの人に会えて嬉しく思いました。
遂にははなまるマーケットにも取り上げてもらえて
「岡江 久美子」さんや「薬丸 裕英」さんに会えました!
それでも結局、今年は扇子を手にすることはありませんでした。
もう一度、どうして反響があったのか理由を考えてみると
電気を使わないので『エコ』。
団扇だと持ち運びが不便ですが、扇子は折り畳めてコンパクトになるので
カバンを持たなくてもポケットに入るので手ぶらでも出かけられます。
外で渡されても荷物にならないし、家でも場所を取らないので
プレゼントにしても喜ばれる。
昔から日本にある扇子は、開いても面積が小さく
扇いでもそれほど涼しさを得られませんが
企画が考えてくれた扇子は広げると団扇よりも大きくなります。
小さなアパレル会社なので
大手のように大量生産での低価格勝負は出来ないので
デザインや柄を追い求め続けてきたことも良かったようです。
それにしても、見てすぐに価値を見抜いて
判断できる東急ハンズのバイヤーさんはすごい。
9月に後楽園ホールに試合を見に行きました。
観客の熱気と節電で空調の高めの温度設定でとにかく会場は暑い。
会場で買ったプログラムでバタバタと扇いでその場を凌ぎましたが
それほど涼しくならないし、プログラムが折れ曲がりしわくちゃに。
あの扇子さえあれば・・・
あの扇子が欲しい・・・
間違いなく来年はその扇子を手にしている自分がいるような気がします。
失敗学
毎年、春の季節にはお世話になった某会社の社長に
時間を作ってもらい挨拶しに行きます。
ちょうど忙しくなり始める頃なので行けない年も出てくるかもしれませんが
ここ数年は欠かさず行き、話を聞かせてもらって気を引き締めて
忙しい夏場を乗り越えています。
たくさんの社員や従業員を抱えている社長の話はとても勉強になります。
社長はキックボクシングで日本ランカーだった経歴もあり
選手が定職について練習と試合をしていくのは大変なことを理解していて
仕事に融通の利かせてくれるので面倒を見てきた従業員には格闘家も多数いて、
駆け出しの選手からランカーやチャンピオン、
一時代を築いた選手も在籍していたこともあります。
社長がしてくれた今年の話は
「人生の中で試合で敗けた後に敗因を考え、その時が一番強くなることができたし
成長することが出来た。」という【失敗学】の話
これだけの羨ましがれる立場で成功の象徴のような社長から
まさか失敗の重要性について聞けるとはギャップがあり勉強になりました。
思い出せば、ヨッシーが11戦無敗の挑戦者を迎えた時の防衛戦の煽り映像で
「相手の戦績よりも自分の敗け数の方が多い」とコメントしていたのが印象的で
大方の予想を覆し、見事に防衛して
キャリアを積んだことは無駄ではなかったと証明してくれたような気がしました。
人生を振り返れば失敗の数は人一倍なので学んだことも人一倍
の、はず。
そのうち、やらかしてしまうであろう
大失敗!
が、あったとしても、その先にある成功を目指します。