芸能界で軍団と言う形容詞は石原とたけしの二つしか無いが、二つの軍団の違いは何か?組織として一人の人間を育てたか否かと言う事になると思う。今回”たけし”の一人立ち”は、たけしの我侭だと言う人と更なる期待の声も少なくは無いが、残るたけし軍団には何のプラス要員は無い!80年代初期にたけしのファンやタレント志望の若者達が、たけしを慕い集まって結成された”たけし軍団”当時は、石原軍団のパロディーとも言われたが、たけしを殿と呼び、男の絆と結束力は石原軍団よりもマジに近かったと私は推測して居る。最近のたけし軍団は、悲しいかな確実に出番が減っる一方で、独立をして独りになったたけしは、天性の才能を発揮し俳優、監督と幾つものジャンルに進出”世界の北野”と言われる存在になったが、石原軍団は実績のある渡哲也が参謀に居て、個性のタレント達を束ね、舘ひろしや神田正輝が育ったが、たけし軍団に所属して独り立ちしているタレントは極一部しか居ない事は事実だし、たけしに次ぐMCを張る様なタレントを育てる事が出来なかったのは唯一の誤算だろう。それでも、たけしと軍団の絆は不変!殿の為と、昔懐かしいフライデー殴り込みまでやった軍団は、アウトレイジで親分の為に体を張る若い衆とも被って見える。義理と人情の篤いたけし!事務所で働き続けた30年!色々な意味借りを作った軍団に尽くした一面も有った筈!3億円は有ったと言う退職金を貰わず、逆に莫大な資金を事務所に残して去るたけし!軍団に対する最後の愛情の様にも思えるが、残った軍団員達はたけしにミソを付けて欲しくはないな~ぁと思う。”飛ぶ鳥跡を濁さず”でありたい。