先日、日本人はクルマが一台も通っていないにも拘らず、赤信号を守るという話がネットで話題となっていました。国民気質の比較と言うのは有りがちなテーマですが、此の話は、そもそも「法」と言うものが何故?存在しているのかと言う根源的なテーマにもつながっています。英国の科学誌に掲載された論文によると、赤信号でも車が来なければ信号を渡ると言う人の割合はフランスでは41.9%に達しましたが、日本では僅か2.1%でした(笑い。確かに日本では赤信号であれば、クルマの有無に関らず道路を渡らない人が殆どです。或る方が調べた内閣府の国際比較データを引き合いに、日本では皆が信号を守っているのに、日本の方がフランスよりも2倍(人口比を考慮)も、歩行中の事故死が多いのは何故?何だろうかと言う事が最大の疑問符になって居る。日本では高齢者の事故が多い事が事故率を高めている要因なのですが、それは兎も角日本人は定められた法律は理由の如何に関わらず守る国民だと言う事だけは事実の様ですね(笑い。翻って、道交法と言うものを考えて見ると此れは人の行動を束縛する為に存在しているのでは無く、あくまで事故を失くす為の物と言えます。確かにフランス人は、状況によっては信号をまったく守らないようですが、必ずしも法を蔑ろにして居るとは言えない!。此の様な観点から法は守らなければ行けない物ですが、何故?法と言うものが必要で存在し何故?国民は法を守ろうとするのか?改めて考え見直して見るのも好いかも知れませんね。