蕎麦屋に行くと大凡のお店の屋号に「庵」が付くお店が多いと感じた事は無いだろうか?その起源はお寺が関係して居るのだそうです。江戸時代中期、浅草の称往院の境内に”道光庵”と言う庵が有ったそうで、其処の主人は信州出身の蕎麦打ちの名人で、参詣客へ態々振る舞っていた蕎麦が話題となり蕎麦目当てで大勢の参拝客で賑わったそうです。その人気は当時の”グルメランキング本”でもある『富貴地座位』の麺部門でトップになる程だったと言うから相当なものだ。余りの騒ぎに修行の妨げになると称往院の和尚が蕎麦禁断の碑を建て境内での蕎麦を禁じてしまったと言う様なお話も有ります。その名声に肖ろうと江戸の蕎麦屋は何時の日か蕎麦屋の屋号に”庵”を付ける様になったと言う。最近の蕎麦事情に目を向けると、地元で収穫した蕎麦を使った郷土料理を村興しに使う市区町村が話題になって居るが、更に最新の遺伝子研究によって、将来はアレルギーの出ない蕎麦が品種改良で生まれる可能性が有ると言う。日本人と蕎麦の付き合いは未だ々此れからも続いて行く様ですが、私から注意して欲しい事の苦言を!『絶対にラ-メン道』の様な悲惨な”材料戦争”で価格高騰を招き強いては価格破壊が始りラ-メン特有の美味しさが段々無くなりつつ有るのが今のラ-メン店です。従って、同じ哲は踏まない様に蕎麦は何方が創っても美味しい蕎麦にして欲しいと思います。