稀勢の里の大逆転優勝で幕を下ろした大相撲春場所は、此れまでと何もかもが違って居る様に思えた15日間でした。かつて、“仕組まれた千秋楽”の疑惑を追い八百長追及・角界浄化キャンペーンを展開したが、今回の春場所終盤戦では正に結末の判らない本来のドラマが展開されていた。奇跡の優勝の舞台裏で起きた異変には、相撲の「見方」を大きく変える程の衝撃が有った様に思える。今から38年前1979年9月の秋場所では、「7勝7敗」で千秋楽を迎えた力士(確か6人か?)が揃って全員勝越しを決める!と言う奇妙な現象が起きた事をご存知だろうか?如何してそんな“偶然”が起きるのか!その疑問は的中した!角界を蝕む”八百長”の存在だった。八百長を取仕切る「中盆」を務めていた青森県出身の元十両力士・四季の花の実名証言を得て、翌1980年5月に八百長告発を主体とした角界浄化キャンペーンがスタートしたのを思い出しました。