私は、数日前に大阪南の繁華街である方の紹介で辰吉丈一郎と言う難波の天才ボクサ-と一緒した事があるが、彼が今も言っている事は、辰吉!4度目の世界王座獲得だそうです!私は、此れが現実に成し遂げられない事(ル-ル上)は十分知っているが、「夢のような話だ!不可能に近い話だと言う人が居る事は判っているけれど、それは他人がそう思うだけの事。辰吉は違った尺度や考え方を持っているからね。人生は障害物競走みたいな物で、ゴールはひとつだけじゃないし、色んなゴールがあるから、夫々が自分のゴールに向かって進んで行けば好いんじゃないの?僕の場合は目の前にチャンピオンベルトがある。それを奪い取る為にボクシングを遣っているそれだけなんよ。辞めるんなら自分の意思でとっくの昔に辞めているよ。上原さんの人生は上原さんが決める事で誰も興味もないし関係無い事。その中で上原さんが進めるべきだと思うと言う事でした。確かに!ボクシングの世界は浮き沈みの激しい世界で彼是20年を送って来たと言う辰吉!世の常は「もう辰吉は終わった、引退した方が好いと言う外野の声は耳に痛い程届いていたけれ(だから耳蛸になっちゃいましただって!)ど、自分では限界だなんて感じた事は一度もない。自分で自分を諦めた時が本当の終わりで、諦めなければチャンスは必ずやって来るもんよ上原さん!と言って笑った姿が此の年で妬けに渋みが滲んでいた。