若い人達は何時の日か、苦・楽と言う語源から”苦”と言う一文字を除いてしまい”楽”と言う語源に変えてしまった。私達が教えて頂いた頃は、苦しい事を沢山経験すれば、その先には必ず楽しい事が待っていると言う教えで励んで、時として背中に汗が流れ・時として目から汗を流し乍・時として我慢をし・時として”苦楽”と言う二文字に託していた時があった事は確か!然し、弊社の若い人達を観ていると矢張り何処かに”苦”の部分を棄ててしまい”楽”と言う意味合いに変っていないかと思う事がある。先日も若い人達とのミ-ティングの中に入り聞いていた時の事、結論を焦る余り物事を飛び越え結果として如何なのかと言う未だ見えない部分を先に観ようとしている事に気付くのですが、物事と言うものは段階が必ずあり一つひとつ実施し、経験してこそ人間として・仕事としての価値観が其処にはありはしないか!又また取り越し苦労の冷や水!で終れば良いが、サラリ-マン稼業である以上その先には個人ではなく企業と言う責任母体があると言う事を学ぶべしと心得る。