前回の記事の続きです。
翌日、予定通りシティセンターへ向かった我が家。
娘はイギリスの2階建てバスが大好きで、とってもご機嫌。
2階の一番前の席が彼女の一番のお気に入りです。
子供服のお店に到着すると、運良くセールが!
前回靴を購入した時の半額で、様々な可愛いシューズが売られていました。
娘は4歳間近。
この年頃の女の子だと、キラキラしたものやフワフワしたものに興味を持ってくる頃だと思いますが、娘もその一人。
私はセール品の中から娘が好きそうなキラキラした靴を選んだんですが、「ままー」と呼ばれて振り返ると、娘が別の靴を手にしている。
それも靴全体がスパンコール(?)で覆われていて、「それどーやって洗うと?」という感じの。そしてなにより、定価!!!
私「えー、ママの持っとるこっちのシューズの方がよかよ、ね?」
娘「いや!」
私「こっちの方が雨の日も大丈夫そうやし、一回履いてみて!キラキラしとーよ!」
娘:不満気に履いてみる。
私「ほら、とっても似合う!〜〜だし、〜〜だし、こっちの方が全然よかよ!」←必死
※ちなみに夫はだまってこのやり取りを見ていました
こんな感じで娘を無理矢理納得させて、さらにセール会場でワンピースを選ぼうと色々吟味。
この時は夫も色々な服を手に取り、「これかわいいよね」などと色々選ぶ。
確かに日本には無いような可愛い色使いや素敵なデザインが沢山あるんだけど、どうもモヤモヤする。
私の手には既に3着のワンピースが。
いつもならこのうちの1着か2着を選んで靴と一緒に購入するんだけど、でも今日は何故かそんな気になれなかった。
そしてふと目を離した隙に、娘がまたあの靴の元へ。
自分のモノではないその靴を、大切そうに小さな手でナデナデしてた。
すると夫がそっと「彼女が本当に気に入ったものを買ってあげるのがいいかもね」と囁いてきました。
なんか、それが衝撃だった
自分が買い物をするときはある程度決めた予算の中で、なるべく沢山のアイテムを買おうとしていた。
それを、無意識に娘にも押し付けていたなんて。
すぐに手に持っていたワンピースと靴を全部戻して、娘の元へ行った。
「それ、買おうか」って言ったら、娘の目が一瞬できらめいた
いくつかのサイズを試し履きして、購入したシューズ。
嬉しさが弾けたかのように、家に帰ってからすぐにその靴を履いてお庭に出た娘。
ピョンピョンとジャンプして、「イッツ マイ スパークリング シューズ!!!」って何度も叫んでた。
どんなに奇抜なデザインだって、
どんなに洗いにくそうだって、
セール期間中に唯一定価で売っていた靴だって、彼女には関係ない。
好き!! って思ったものだけを見つめて、心をワクワクさせていた娘。
ママに大切な事を気付かせてくれて、ありがとう。
「ワタシの食べたいもの」にたどり着けない....!!!
つ、次の記事で!