2016年1月 姫路・岡山の旅7 ■■■倉敷編■■■ | 大ちゃん大好き一番好き!

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いつものように、枕が本題っぽいことに(笑)。

「ダンスマガジン4月号」購入の手配はお済みですか?

ア〇ゾンは瞬殺で在庫なしでしたが、

わたしはフェ〇リーでポチってきました。

大輔さんも引退公演でご覧になったという

シルヴィー・ギエムさんのあの演目は、

私も10年以上前に観て感銘を受けたのを覚えています。

技術に裏打ちされた表現による、圧倒的な生命感!

照明のアイディアにも脱帽したっけ。

タイトでスタイリッシュ!

赤と黒の色彩も洗練されたステージング。

観たのは大輔さんを知る前だったかそのあとだったか。

つい昨日のようだけどね。

熊川さんが私のバレエの入り口。

そして旅好きの自分は旅先でも組み込んで

あちこちのバレエを観るようになりました。

ハンブルグ・バレエで服部有吉さんを知ったのも

旅の途中。

いいものを観てきたと思う。

今思うと、私の「観る旅」の途中の2005年に、

高橋大輔さんが舞い降りたんですな。

熊川さんも、シルヴィーも、服部さんも、大輔さんも、

私の「観る旅」の重要な登場人物でした。

大輔さんはその中でも別格、現在進行形の主役です。

大輔さんは、シルヴィー、今回が初鑑賞だったのかな?

大輔さんがどんな感想をお持ちになったか楽しみです。






さあ、ここから旅行記。



■1月13日(水) 倉敷②「日帰りうどん県」

 実は寝苦しかった。顔は乾燥するし、布団の中もすぐに暑苦しくなるし。なんで?
 その理由が朝わかった。空調吹き出し口が天井についていて、その真下に自分のベッドがあり、私を一点攻撃していたのだ。おかげで鼻の穴も喉もかぴかぴ。寝起きが不快で疲れがとれていない自分。いや、つけっぱで寝たのが敗因なのだが。うかつだった。さて、旅友は?
 旅友はお腹の調子も回復。良かった!空調の影響も受けておらず、絶好調。完全復帰。
 なんと旅友は、回復したとたん、朝ラン、夜ラン!
「からだ動かしてないと調子おかしくなるんだよね。じゃっ、行ってきま~す!」
と、鼻の穴をごそごそやってる私を残し、ぴゅうっと疾風のごとく出て行った。そ、そういうもんなのか・・・。恐るべし!少女剣士!
 私はと言えば、彼女から聞いていた剣道の朝げいこ、寒げいこの話を、あったか~いお湯につかって思い出していた。真冬も素足だとか言ってたな。無理無理!真冬の鬼のように冷たいピアノの鍵盤で目を覚ます方がマシだよ。息が上がるわけでもないしさ、疲れるわけでもないしさ、汗をかくわけでもないもん。鍛えていた人は朝から走れるのかな?自分は?無理無理!無理無理無理無理!
 そうやって自分を甘やかしながら、朝風呂を迷わず選ぶ通常運転の私なのであった(笑)。山小屋で暗いうちに起きてベストショットを狙うのが苦にならないのは、完全防備であったかく自分を包み、じっとしていればいいからなのだと改めて気づく。
 丁度風呂からあがるころ、ドアが開いて、元気に彼女が帰って来た。
「美観地区と朝焼け、きれいだったよ~。」
「!!」
 そうか!と、ちょっとそそられた。人生で目にする美しいものが、彼女の方が多いね、きっと。走ったご褒美だね。ちょっと羨ましく思った。
 しかしわたしは多分、明日も朝風呂で朝焼けを想像するよ(笑)。
 朝ランから爽やかに帰ってきた彼女と、朝風呂から湯気出してあがってきた私とが入れ替え。今度は彼女が朝風呂タイム。絶対、彼女の方が、朝風呂の価値も高いよね(笑)。わたしは髪をかわかしながらローカルTVチェック。
 さて、二人ともばっちり朝の支度も済み、朝食室へ。
 なんと倉敷ステーションホテルの朝食室は、夜は居酒屋だった地下のお店だった。ここか~!という印象(笑)。広い店内のいけすで活魚がぼちゃんぼちゃんと水音を立てている。店内には水のにおいが何となく漂う。店舗を利用した朝食室は、朝食室特有の活気がなく、人も少ないのでちょっと寒々しい印象。
 食事はめいめい膳に、ごはんとみそ汁のお替り自由というもの。朝から何か、きちんとした魚がついていた。あとで聞くと、アジだった。板さんがちゃんと厨房で作っている。
 かなり昔っぽいビジネスホテルでのこの朝食。新鮮!初めは驚いたがこういうのも悪くない(笑)。だって、料理内容がいいんだもん。印象に残る朝食。明日も期待。
 しかし気になったことが一つ。里芋のにっころがしが「砂糖甘い」味付けなのだ。岡山では、ごはんは甘いことはないのに。煮物は茶色の色味も濃い。出汁の旨みがしっかりあるのでそれで十分なのに、「砂糖甘い」。不思議。醤油がそういう味なのかな。色が濃いけど塩辛いわけではないのだ。いや、この店の味なのか。県民の味覚なのか。
 みそ汁は、白みそではなく、赤みそ。我が家は白だけど、実は私は赤が好きなので密かに嬉しい。コクがあるのが口に合う。
 旅友と、みそ談義、煮物談義しながら箸をすすめる。楽しいな、こういう「どうでもいいこと」って。どうでもいいことを楽しむ余裕が旅にはあるな。夜はこれに酒談義、あて談義が入るわけだ(笑)。
「おやじだよね、私達って。」
「いや、いい大人なのです。」
「どうでもいいことって大事だよね。」
「大事大事!」
などと言いながら完食。旅友も絶好調で良かった良かった。


 朝食を済ませた我々は、今日は瀬戸大橋を渡って香川へ行こうという計画を立てていた。目的は一つ、「うどん」である!
 私は既にうどん県デビューは果たしている。今回は、旅友がうどん県デビューとなる。
 とりあえず「駅から時刻表」HPをチェックし、丸亀に行ってみようかということに。丸亀城にも行けるしというオプションも勝手につける(笑)。岡山城に行ったとき、「現存する城」と「レプリカの城」が書かれているパネルがあり、丸亀城って現存する城なんだと、目の端にぼんやりととらえていたのだ。
 倉敷から一度岡山に出て、そこでマリンライナーに乗り換えて一路丸亀へ。11:30頃に着くのが乗り換えなしで岡山から行ける。それで行こうということに。
 丸亀駅に着き、うどん屋を探すも見当たらず。
 丁度その時、自販機のコーヒーを買いに来た中年男性が目に入ったので、近くにうどん屋はないかを尋ねてみた。どうも、車で出かけて行くような場所に、お気に入りのうどん屋があるようだが、近くとなると、ないようだ。
 と、思い出したように、一軒だけあるという。駅裏の方で、15分くらい歩くよということだ。高松なんかだと、徒歩圏内にうじゃうじゃうどん屋さんがあったけど、それは県庁所在地という大きな街で、立派な観光地だからなのねとこの時初めて気づいた。丸亀は観光地という感じがしない。

 なるほど15分ほど歩いてめでたくそのうどん屋に到着。
 着いてみると、そこは大きな倉庫のような所だった。いくつもテーブルが置いてあり、合い席でどんどん人を入れていく。流れ作業の部品と化す私達(笑)。おすすめを訊くと、即答で「肉ぶっかけ」と。素直にそれを注文すると、あっという間にレジに。
 受け取ったうどんを自分で席に持って行き、まずはお決まりの撮影。量の多さに驚く。私の知っているうどんは量が少ないので、平気ではしごできるのになあ。ここはそういううどんではない感じ。
 さて、お味は?
 わたしの知っているうどんはもっと歯ごたえがあって、もっとおだしが澄んでいて・・・。自分の住んでいるところのうどんの食感を考えると、麺はそれより美味しいけれど、肉ぶっかけの味が、自分には油っぽくて進まない。
 うどん本来の味を堪能したい。瀬戸大橋を渡ってまで食べに来るほどのものなのか?というのが正直な感想。うどん県のうどんは初めての旅友は、
「麺は美味しいよ。こんな感じなの?」
と、やはり疑問を抱いているようだ。
「いや。もっと旨いところがあるはず。しかも、こんなに多くないのが普通。」
「え?そうなの?どこに行けばいいんだろう。」
旅友もわたしもピタッと箸を止めた。

 と、そこへ、70代とおぼしきご夫婦が、
「こちら、いいですか?」
と、合い席を求めて話しかけてきた。
「もちろん、どうぞ。」
そこから会話が始まった(いつもこんな感じ)。
 旦那様の方が、なんと、私達と同郷ということ。若い頃、集団就職で香川に来て、それ以来こちらにお住まいなのだとか。
「香川はいいですよ。台風も大雪も地震もない。食べ物も旨い。こんないい所ない。」
とのこと。奥様もニコニコと頷いていらっしゃる。
「そうですか、うどんを食べにわざわざ。それならここじゃないほうがいい。ここは、力仕事する人や成長期の子ども、部活帰りの子どもにはいい。安くて多いがウリのうどん屋。これはこれであっていい。でも、わざわざ食べるならここだ!というところに案内しましょ。」
 ということで、なんとなんと、残して良し!とばかりにさっさと駐車場へを我々を促す。
 こうしてこのご夫妻のご厚意により、有名店「中村うどん」さんへ行くこととなった。

 ご主人の香川への集団就職の話を伺っているうちに到着。ご夫妻はここでは降りずにに帰って行った。本当に、私たちだけのためにわざわざ車を出して下さったのだ。駅のある方向を教えて下さり、感謝して車を見送った。

 さて、うわさの中村うどんさん。
 入ると、大変小さなお店に、ロマンスグレーの店主とおぼしき方がにこやかにお出迎え。お客を案内し、従業員に指示を出す。店主の目の届く範囲での商売という感じ。先ほどの所とは真逆な経営方針のよう。
 おすすめをきくと、即答で「釜玉」と店主。いいぞいいぞ。余計なものを入れない、これぞうどん県のうどん!という期待に胸が膨らむ。鼻も膨らむ。
 ほどなくして私たちが呼ばれ、いよいよその時が来た。トッピングコーナーで、お好みでネギを入れ、席の所に置かれているだし醤油を、このくらい入れてかき混ぜてお召し上がりくださいと、だし醤油の適量まで懇切丁寧に教えて下さる。いい具合にネギを入れて、席に持って行く。
 手早くお決まりの撮影を済ませ、いざ、かき混ぜて一口。はたしてそのお味は・・・。
「!!!これこれこれでんがな!!!!」
の絶品であった。
「カルボナーラみたい!」
と、二人とも同じ言葉が出た。あとでサイトを見たらそう書いてあった。
 まずは立ち上がるうどんの香り。そして食感。生卵との絡み具合も素晴らしく、だしも美味。
 麺の見た目も独特。ぷるぷるしている。腰の強さ系という麺ではなく、表面の柔らかさともちもち感系という感じ。そいういうタイプの麺があると何かで読んだ。
 そして店主の目配りもきめ細やか。
「ちょっとここ欠けてる。こういうのはすぐに下げて。」
「はい。」
という静かだが厳しいやり取りが聞こえた。どんぶりの一部が欠けていたのが積まれていたようだ。
 見逃しませんぜという姿勢。ニコニコしながらも、店主の目配りがプロだわ。声を荒立てることもなく、淡々といい仕事をしているという感じ。職人さんを育てながらいいものを提供しようという姿勢が見てとれる。ご主人、アナタやりますね。
 大満足で店を出る時、麺も売っているのが目に入ったが、残念ながらこの日は完売だったので、お
取り寄せ用のチラシをもらう。

中村うどん
http://www.nakamura-udon.jp/index.html


 さて、ここから駅まで徒歩で帰ろうとするが、実は、丸亀駅ではなく、一つ隣の宇多津駅であることが判明。店の近くで交通整理をしている方に聞いてみると、徒歩ではかなりかかりますよとのこと。走るのは嫌いでも歩くのは好きな私。1時間以内なら問題ない。聞くと、1kmぐらいという。全く問題なし(笑)。
 問題なく駅に着き、一駅だけ乗って、丸亀にもどる。


 次なる目的は、腹ごなしの丸亀城。
 うどん屋さんを訊いた道まで来た。マップをたよりに歩みを進めると、ほどなく丸亀城が見えてきた。見えてきたが・・・。
「ちいさっ!!」
「ねえねえ、お城、何かの間違いじゃない?小さいよね。」
「うん、でも石垣の存在感ハンパないよね。」
「バランス変じゃない?」
 予備知識ゼロ、無知すぎる二人の素直な感想は、実は本質をついていた!
「日本一の高さを誇る見事な石垣、現存する天守の中では最小の城」
ということだからだ。
 ウンチクは、後でいくらでも調べることができるので、現地では極力自分の感性のままに観るのが好き。二人で好きなこと喋って観る。
「石垣かっこいいわ。稜線なんて、アイガーのナイフリッジみたいじゃん。」
「うん!アイガーっぽい!そしてこれ、強度を高める積み方だよね。姫路城で学習したもんね。」
「一度学ぶと応用できるね。結構賢いじゃん、私達。」
「賢いよね(笑)。天守は白いから、関ケ原以降の形だね。」
「小さいけど色々仕掛けがあるんだろうね、やっぱり。」
「石垣に全財産を投じて、天守で財政難にでも陥ったのかな。」
「天守以外にもオフィスやレジデンスがあったはずだから、そっちにお金かけたのかな。」
「外に威嚇する必要がなくて、自分達が快適に仕事して住まってとか?」
「実際に天守が残ってるのが凄いよね。明治維新の波にも飲まれず。」
 何が正しいのか、何も正しくないのかは知ったこっちゃなく、まあまあ、好きなこと語る二人(笑)。

 てくてくと坂を上りながらああだこうだ喋っていると、70歳ぐらいのご婦人が話しかけてきた。彼女との会話は楽しかった。
 彼女によると、
「姫路城だって本気で燃やすつもりなら不発弾失敗して引き返すなんてことせえへんやろ。アメリカさんも、姫路城を焼き尽くすのは勿体ない思って、形ばかり落としてん。岡山城が運が悪かったんと違う。姫路城が特別やったんや。
 香川はええ所やで~。台風は土佐がかぶってくれはるし、雪は山陰が受けてくれはるし、地震もこんし。なんかわるいなあ~、うちとこだ~けこんなんおだやか~で。」
ということだ。
 実は、姫路の立ち飲み屋でお兄ちゃんに言われた、岡山の県民性について、私たちは既にある種の結論に達していたが、このご婦人との出会いでそれは更に確信へと近づいた。
「岡山県民は、誇りの高さを秘めつつ、自慢しない。」
というものである。一言で言うと「謙虚」となるのか。
 それに対して香川県民のこのご婦人のあっけらかんとした「おくに自慢」が眩しく見えた(笑)。この感じを、岡山ではついぞ得ることはなかった。
 出会う人とのちょっとした会話で、私たちが旅の途中であることを話すと、100%「どこから来たの?と」いう話になり、「~~から来ました。」と言うと、大抵皆、一瞬驚き(笑)、「まあ、良い所から!食べ物も景色も、なんでも素晴らしいところですね。」なんていう風に、羨望の眼差しを向けられることが多い。国内旅行で初めて知ったことだが、どうやら自分は人気の観光地に住んでいるらしい(笑)。
 食材が旨いのは、言われてみるとそうかもしれないが、特に意識したこともなく過ごしていた。確かに、スイーツなんかで「~~産~~使用」とか、よくこちらで目にしたから、当たり前と思って普段口にしていたものが、実は宣伝対象になるほど付加価値のあるものだったのかと初めて知る(笑)。旅友は更にその核心地域に住み、ご実家はそれを生産しているのだから、舌が肥えて当然だ。土産物の説明を見ながら、「原材料、うちじゃん。」とか言ってる(笑)。
 自分的には自分の住む地域は「田舎すぎてリンクが遠いし(笑)つまらん!」しかなかったが、確かに食材には恵まれているのかも知れないと初めて思った。
 さて、問題はそのあと。
 旅のプラス印象の所を語ると、たいてい、目を細め、そうやろ?という風に受け止めてくれる「肯定度」で言えば、今回、実感として、「丸亀(香川県)>姫路(兵庫県)>倉敷(岡山県)≒岡山(岡山県)」という感じなのだ。岡山県では、まずは否定的な言葉が先に出てくる。「いやいや。」と。岡山では、姫路城に対する恨み節満開だった。
 ご婦人は、中村うどんについても店ののれん分けの経緯などを教えて下さった。私たちが行ったのは、どちらの方だったのか、すっかり忘れてしまったわ(笑)。美味しかったとしか言えない。ロマンスグレーの店主さんの方です(笑)。
 今回、岡山の県民性についても考察したが、もう一つ、香川の県民性についても一つ思うことがあったのも面白かった。
「香川県民は自分の県を気に入っている。」である。
 親切だったご夫妻しかり、このご婦人しかり。大手放しで香川県の住みやすさを語っている。そういえば、初めてうどん県に来た時も、「郷土の英雄」のことを誇りを持って話して下さったっけ。その時はあまり思わなかったが、こうしてみると、県民性が表れていたのかもしれないな。
 ご婦人は話好きのようで、岡山空襲の時の倉敷のことも話して下さった。
「岡山やられたら、次は倉敷だ!といって、倉敷の駅前の住宅密集地は取り壊しになったんよ。結局倉敷は空襲されなかってんけどな。」 
 生きた歴史の教科書である。お年寄りと話すのは結構好き。へ~という話に出合える。

 ご婦人と分かれて、いよいよ天守に入る。前庭には今時桜が咲いていた。女性職員らしき方が私達の呟きに気づき、
「これは10月桜といって、4月と10月の年に2回咲くんですよ。」
と、すかさず教えて下さった。1月に咲くのはどっちと勘違いしたんだろう(笑)。暖冬なので大混乱だな、桜も。10月桜はもみじなどと隣り合わせに植えて、紅葉の季節に桜も同時に愛でられるようにすることが多いとネットで見かけた。ここは秋にくると美しいかも知れない。
 さて、いよいよ天守に近づく。
 小さい(笑)。
 小さくても本物なので、やはり本物はイイなと思ったのは事実。しかしあっという間に観終わわったのも事実。風が強くてひゅうひゅう言っていたのと、てっぺんからのノドカな瀬戸内海や讃岐富士の眺めが印象に残った。
 本物は確かにいいが、やはり物足りなさは否めない。
「姫路城って別格だったんだ。」
と、ここでもその威力を思い知った。予備知識なしで今回、お城を結構めぐったが、
「最初にベルサイユ宮殿を観てしまったのと同じ感じ。」
という結論に達した。始めに最高にゴージャスなものを観てしまうと、眼が贅沢になる。
 あとで本物の城は日本にたった12城しかないのだと知る。

丸亀城
http://www.city.marugame.lg.jp/sightseeing/spot/marugamejo/index.html


 丸亀城を降りると、改めて石垣を見上げて感嘆の声を上げる。そしてお決まりの「賢二流自撮り」の真似っこ(笑)。そして売店をチェック。
 うちわやらうちわデザインの物がやたらとあると思ったら、うちわを手作りできるコーナーに作務衣姿の職人さんが一人いた。私たちが知らなかっただけですね、きっと。丸亀はうちわの産地なんですってね。
 しかし、買わずに出た。夏ならきっと、買いたい気分になったかも。
 丸亀駅の売店で香川の地酒と半生うどんをいくつか購入。旅友も同じうどんを購入していた。
好きな地酒「川鶴」は残念ながら置いていなかった。ここの純米酒の味、ホントに好き。

川鶴酒造
http://kawatsuru.com/



 こうしてうどん県ショートトリップは終わった。
 帰りはマリンライナーが岡山直通ではなく、児島で乗り換え。ホームでは「瀬戸の花嫁」のメロディーが流れていて、ああ、瀬戸大橋だもん、瀬戸だよなと当たり前のことを思った(笑)。宇多津駅ホームでも流れていたから、マインライナー全駅で流しているのかもしれない。


 明日は倉敷を発つので、倉敷に戻った私たちは、最後にもう一度美観地区を訪れた。夕景、夜景の見納め。
 朝焼けは見逃したが、水に写る夕映えを見ることができた。やがてあたりは深いブルーに包まれる。蒼黒い空が、ほのあかりにライトアップされた白壁に切り取られていた。静けさとぬくもりの色が包む街。数々のドラマのロケ地に使われるのもよくわかる。
 そうそう、倉敷の地酒を買うのを忘れてはいないよ(笑)。あれ、ホントに美味しかった。自宅に帰ってちびちびやるのが楽しみだ。*注!もうない(笑)。

 ホテルの部屋では、昨日口を開けた倉敷の地酒の残りを飲み干す。飲んでる最中、倉敷地ビールを買い忘れていたことに気づく。残念だったね~と言っていると、旅友がすかさず、
「今飲まないと後悔する!ひとっ走り行ってくるわ。飲んでて~。」
と、夜ランがてら出かけて行った。フットワークの軽さが凄い!
 私?わたしはお言葉に甘えてローカルTV見ながら飲んでた~~~(笑)。こらーーー!だって今日はいつもより運動量多いんだもん。
 ほどなく旅友が倉敷地ビールを2本背負って帰ってきた。美観地区の地ビールを置いてある店まで戻って、ついでにあちこち走って来たとな。有難う!
 で、姫路で買ってた煮穴子のつまみで部屋内二次会。友が背負ってきたのは岡山地ビール「独歩」の未濾過ピルスナー。倉敷のもあるけど、味がどうかわからないので旨いとわかっている独歩にしたとな。賢い選択だと思う。さすがだ。
「倉敷にかんぱーーーい!」
「うまーーーーい!」
 県民性の考察、うどんの考察、味付けの考察などなどしながら倉敷の夜は更けて。そして軽くストレッチして明日に備えたのであった。
 おっと、この晩はエアコンを切って寝たのは言うまでもない(笑)。





 さて、次回は湯郷温泉!


See you!! ほな!!



大ちゃんをいつまでも見守り続けます!!ドキドキ