そして全日本を振り返ろうかと思います。
【スケアメ】
シニアに上がって苦戦していた大ちゃんも
このシーズンようやく結果が出せるようになってきて、
スケアメSPでは1位通過。
そしてそのまま逃げ切って初の金獲得!
日本のニュースでも取り上げてくれたのが
つい昨日のようです(遠い目)。
モロゾフの手腕と高橋のモチベが見事にマッチした。
それまでしたことのなかった筋トレに着手だもんね。
上半身にブレがなくなったことを解説でも語ってる。
このシーズンからほんとに私たちが知る高橋になってる。
動きのため、きれ、抜き!
そして全体を支配する楽曲のムード!
色気!
いやいや、参りましたね。
動画主様に感謝してお借りします。
【2005スケアメFS「ピアノ協奏曲第二番」】(大ちゃん19歳)
ピアノ協奏曲第2番
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
振付:ニコライ・モロゾフ
4回転を果敢に入れてきましたね。
失敗しても引きずらない訓練も見えますね。
ニコライにがんがん言われて怖いからやったんでしょうね(笑)。
言われっぱなし時代の始まりですが、
怖いからやるしかないを経てやっただけの効果を体感できた時代。
しかし、言われっぱなしだけでなく、
おまえは世界のトップに立てるんだぞと、
高橋の低い自己評価を否定してくれたのもニコライ。
心優しく心幼い高橋の昨シーズンからの成長ぶりは著しい。
【全日本】
さて、この年は全日本で優勝して五輪に初出場となりますが、
ノブちゃんとの五輪選考バトルでは、
まさかの採点ミスで、二人とも大いに傷ついたはずです。
ザヤックルールに弱いノブちゃん、
こんな大事な試合でもやっちゃったんだもんね。
正式に誤りを認めてくれたジャッジのおかげで
大ちゃんはトリノに行けたけど、
一度うれし泣きしたノブちゃんも、
後日たった一人で全日本の表彰台に立った大ちゃんも、
ほんとに可愛そうでした。
五輪ではノブちゃん、気持ちを押し殺して(多分)、
大ちゃんを応援していました。
一度大喜びした後なので、あの態度は立派だったと泣けた。
それでは動画主様に感謝してお借りします。
【2005年全日本FS「ピアノ協奏曲第二番」】(大ちゃん19歳)
珍しくリンクイン早々に自分で手をパパンとたたいてる。
気合のほどがうかがえます。
この時、ショートは2位。
ノブちゃんが1位だったのね。
ジャンプミスしても、最後まで滑り切る強い気持ちが
この年にはもう生まれてた。
昨年とは大違いです。
そして採点ミスさえなければそのまま満面の笑顔で表彰台に・・・。
ちなみにこのシーズンは大ちゃんおおいに伸びて、
グランプリファイナルでは3位。
日本人初の表彰台に大喜びする大ちゃんに、
「おまえ馬鹿か。」と叱ったというニコライ。
「おまえは優勝する力があるんだぞ。」ということ。
今思うと、グランプリファイナルでの優勝まで、
実に長かったですよね…。
2012-13シーズンが大ちゃんが出た最後のファイナル。
これでようやく金獲得。
もしもこれでとれなかったら翌シーズンはケガで欠場だから、
とれずに引退したところでした。
さてこのシーズン、
そんなこんなでのトリノオリンピック出場。
「朝食のクロワッサンが半分しか食べられなかった。」
ほどの緊張ぶり。
8位入賞という苦い結果に終わった初五輪。
期待に応えられず、再び「ガラスのエース」と言われる。
しーちゃんに金メダルをかけてもらって
闘志に火が付いたと言いますね。
気持ちの優しい少年が、
ゆっくりゆっくり心が強くなっていったんだなと、
あらためて思うわ。
ひとつひとつ感受しながら
自分の気持ちと向き合って、
折り合いの付け方もひとつひとつ学んでさ。
で、記念すべき初出場は8位入賞。
苦い思い出となった初五輪は二十歳まであとひと月の19歳。
See You ! ほな!!
大ちゃんをいつまでも見守り続けます!!
