お陰さまで山々もお姿を現して下さり、もう、いくつ目があっても目が足りない!!(笑)どこを見たらいいのか贅沢なオーバーシュタインベルク(上岩山)の朝となり、大満足です。
そして午前中、更に秘境奥にある小さな湖「オーバーホルンゼー」を訪ねました。風の無い時だけ、全ての物を映し出す水鏡。あこがれの湖で、しばし清らかな気分にひたりましたよ。実はこの湖、小さいのがもう一つあることが1周していてわかりました。羊がどっさりといる平らな所も近くにありました。
しかし山上の湖を堪能したその後が大変!
登りの反対は下りです。そう、下らなければならない!!

間もなく到着というころ、「ここまで来れば、もう迷わない。」と思った直後に迷ってもうた!

何とか目視で、行く時と別ではあるが、行きで見た別の橋を見つけ、そこに入り込むことができました。しかしこれが霧の日だったらと思うとぶるっとしました。事前に地図をたっぷりと眺めて山旅へ思いを馳せていたので、「とにかく橋を見つけて沢向こうに渡ることが大事!」と頭フル回転。持っている地図を開いても、現在地を予測しずらいので橋を見つけた時には本当にほっとしましたよ。
「もう大丈夫」などと油断したらろくなことないのだと改めて思いました。「何がおこるかわからないのが山」。これはホントにオリンピックと同じです。・・・行ったことありませんが(笑)
さて、この日の写真

オーバーシュタインベルクホテルからの日の出直前の眺め。
モルゲンロートな桃色の雲。

桃色に染まるラウターブルンネンブライトホルン。
これこれ!こうでなくちゃ!!(><)
ここのスターはこの山です。
「大ちゃ~~~ん!!」おでまし有り難う!!!
均整のとれたスタイルにメロメロです。
しかも桃色!!!美しいお姿に大満足!!!

オーバーシュタインベルクホテル外観。
いいところにありますね、ほんっと!!
はるばる来たかいがあります。
山々の姿はスターズ・オン・ベルクって感じです!

質素だけど充分な山岳ホテルの朝食。
でか~~~いセミハードチーズが濃厚な旨みで
いかにもスイスな味。

ホテルに必要ない荷物を預けていよいよ奥の院
「オーバーホルンゼー」へ。
スターに会いに行く気分です!
向かって左がラウターブルンネンブライトホルン、
右がチンゲルホルンです(多分)。
この日のD1skistはこんな服装だったのね(笑)。
いかにも日本人登山客。だって長そで(笑)!
もう、完全防備です。
欧米人は、とにかく夏は肌を露出しますので、
日本人を見つけるのは簡単です。
ウエストバッグがジュべさんかって笑わないでね!
大事なワンレフデジカメのバッグなの!!

オーバーホルンゼー。
透明なブルーの水鏡が吸い込まれそうなほど美しい。
何もかも写し取るミラーレイクに自分の姿を写す気には
とてもなれません!(笑)
この湖面あってこその完成された風景。
凛とした湖は山の静かな華。
今シーズンはこの華がないコンペという気がします。
皆さん、思い思いの場所で静かに過ごしています。

反対サイドにも山が。
グロースホルンかなあ。
これもまたミラーレイク。

お名残り惜しい湖に別れを告げ、来た道を戻ります。
同じ道なのに下山中は、お花が目につきます。
このお花には無数の虫が集まっています。

あっと言う間にホテルに戻り、ランチです。
ヘリが谷間をうろうろ飛んでおり、
「誰かを捜索しているようだ。」
という話声が聞こえました。
ホバリングしている時、お客が皆、
心配そうに谷の方を見ていました。
「セーフ・・・」という声が聞こえたけれど、
意味はわかりませんでした。
無事を願っています。
この後くたくたになって下山するのでした。
始めに泊まったシュテッヒェルベルクのホテルが取れて、
ぐったり夕方寝してしまいました。
ハッと気付いて夜9時ごろレストランへ。
こう言う時、レストラン併設のホテルって便利。
さあ、明日は晴れるのか?
どこへ行こうかな。
大ちゃんをいつまでもどこからでも見守り続けます!!
