絞り込み測光の平凡なカメラだけど、自分で買った最初のフィルム一眼レフカメラにして、FUJIFILMの最初のフィルム一眼レフカメラ。
震災後に手放したから、中古で買った物。
ゴム引きのゴムが劣化してるけど光の漏れも無い。
或日、ふと見るとミラーの角にクラックが入ってたので、接着剤で補修した。
露出計バッテリーはこんな所に有る。
シルバーペイント塗装にも少し欠けが有るが、概ね綺麗なボディ。
性能は平凡だけど、FUJIFILMが出した渾身の一眼レフカメラで、外装パーツの造りはとても良い。
セルフタイマーレバーと丸型の露出計&絞り込みボタン。難を言えばシッカリと押し込まなければ、指針位置にムラが有る。新品で購入した当時も同じような経験をした。
ファインダーは大きくて見易い。APS-Cデジタル一眼レフカメラとは比べ物にならない。
愛着の有るST701、露出計は何度も何度もメンテナンスしては調整をして、正常な範囲の露出値を示すようになった。薄汚れた彫り込み文字もクリーニングして、自動車用タッチアップペイントで墨入れしてやった。
手にした時の金属の塊感、ひんやりとした手触りは、プラカメでは味わえない満足感を感じる。露出計が駄目になっても、基本的な露出値を覚えておけば大丈夫だから、フィルムさえ有れば、私が生きている間は写真を撮らせてくれるだろう。だから、偶にはフィルムを通してやらないとね。