MINOLTA A5
ROKKOR-PF 45mm f2.0
FUJI業務用100カラーネガフィルムをISO200で撮影
SPD原液で2倍増感モノクロ現像処理
NIKON SUPER COOLSCAN 5000ED

フリーマーケットを見に行った帰りに、ブラブラ散歩しながらの帰路の道すがら、阪神高速道路神戸線をスナップした。
完全マニュアル機なので、露出は全て勘によるものだが、ネガフィルムは懐が深いので多少外しても何とかなる。
露出はSSを1/500sにし、F値をf8を基準に時にf5.6にして撮った。
増感しているので粒子は荒れ気味たが、このサイズで観るなら問題無いし、多少荒れていても見苦しさが無いところがモノクロの良いところだと思う。
高速道路の造りは、計算されたある種の美しさを感じる部分が多い。
このカメラのROKKOR-PF 45mm f2.0と言うレンズ、とてもキレが良い。現行の5000万画素などの超高画素のデジタルカメラのように、全面隅々まで画素数と画像処理によって吐き出される高解像の画像だと、遠近感が希薄になる気がする。私などは1000万画素くらい有れば、十分だ。さて、今回撮影したものはf8まで絞っているので、結構被写界深度は深くて遠景も深度内に収まっているが、ギスギス感が無いのが良い。
画像エンジンで、やり過ぎた輪郭補正や歪みの補正を掛ける方向性のデジタルカメラに、余り魅力を感じない。それを要求されるプロなら話は別だけどね。