古いモルトを剥がしてフェルトに交換。

レンズ側からLEDライトで照らしながらゆっくりと巻き上げたところ、先幕の後端部分に3箇所のピンホールが有ったので、塗料を爪楊枝の先につけて補修した。見栄えは悪いが、自分で使うし売る訳でも無いので良しとする。

ライトボックスでシャッターが正常に走っているかを観察したところ、1/1000秒では開かなかったり、先幕が走りきらない内に後幕が走り始めたりして、明らかに先幕のテンションが弱いと判断した。写真の向かって右側が、先幕の巻取り軸のテンション調整部分。

両巻取り軸の間にテンションをロックする爪のネジを緩めて、極細マイナスドライバーで軸先端の切れ目を左に回すと先幕が正常に走るようになった。スローガバナーの清掃をしなければ、1/8以下は全く使い物にならないが、そんなスローシャッターは使う事は無いと思うので、当分放置する事にした。