知育系の本である「0歳~6歳 子どもの発達と保育の本」や、「脳科学からみる子どもの心の育ち: 認知発達のルーツをさぐる」によると、子どもの成長には段階があって、成長の節目となる年齢というものがあると書かれています。
- 一つが目が1歳。見る、聞く、触るなど五感が発達する時期。
- 二つ目3歳。数字や言葉を覚え、文字にも興味を持ち始め、記憶力もどんどん発達する時期。
- 三つ目が6歳。思考力や想像力、社会性、忍耐性が一気に発達する時期。幼児期を卒業し、学童へ移行するときですね。
「6歳までに脳がほとんどできあがる」などとよく聞かれますが、自分の子どもたちをみていても、5~6歳はほんとうに急激にしっかりしてくるし、知識や経験はもちろん少ないですが、ほとんど大人と変わらないと思うことがたくさんあります。
立派になった子どもたちをみて、嬉しい反面、ちょっと幼児期が終わってしまったような寂しさもあったり…
英語絵本やポエムの中にも、5歳と6歳の違いや、6歳が一つの節目の時であることを示唆する作品を見かけることがあります。
私が好きな絵本の中に、「When I was Five」という本があるのですが、絵本の中に登場する男の子が、5歳の時に好きだったものや将来なりたかったものと、6歳になったいまの変化が対比して描かれています。
5歳と6歳では、たった1歳の違いしかないのに、そこにはとても大きな変化がある。でもラストのページでは、本当に好きなもの、大切にしているものは、「6歳になってもっと変わらないよ」というメッセージがあり、ぐっときます。
絵本のイラストも子どもが描いた風で味わいがあり、
5歳~6歳のお子さんをもつご家庭にお勧めの1冊です。
この絵本の他にも、6歳って特別な年齢だということを描いている作品は結構ありますね。
クマのプーさんの原作者であるA.A. Milneの「Now We Are Six (Winnie-the-Pooh)」という詩集の最後に、この詩集のタイトルになっているポエムもその一つです。とても古い作品ですが、かなり有名なものなので、プーさん好きの方や洋書を読まれる方の中にはご存じの方もいるでしょう。
一文だけ引用だと意味が分からないと思うので、全文引用して紹介させていただきます。
【Now We Are Six】
When I was One,
I had just begun.
When I was Two, I was nearly new.
When I was Three I was hardly me.
When I was Four, I was not much more.
When I was Five, I was just alive.
But now I am Six, I'm as clever as clever,
So I think I'll be six now for ever and ever
引用元:「Now We Are Six (Winnie-the-Pooh)」A.A. Milne
始まったばかりの1歳から、
一つ一つ大きくなって、ついに6歳になったぼく。
もうありったけおりこうさんになったよ。
これからもずっとずっと6歳でいたい。
ずっとずっとこれからもずっと永遠に。
といった意味かなと、私は思って読んでいます。
日本語版では『くまのプーさんとぼく』とか『ぼくたちは6歳』というタイトルのようです。
複数の翻訳者さんが翻訳されているようなので、
日本語の訳を見たい方は図書館などで借りるとよいでしょう。
自分の娘や同年齢の6歳のお子さんたちを
みていても6歳ってすごく立派で、
たのもしくって、まぶしい。
とても純粋だなと思います。
その気持ちを永遠に持って
生きて行って欲しいなと思います。
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