コロナ自粛の間、

本屋さんに行くことができませんでしたが、

やはり実際に本を手に取って選べると

いうメリットは大きいですよね。

 

 

このところ、自分の中でヒットする

本に何冊も出会えています。

(読む時間がたりませんが!)

 

 

ネット書店はとても便利だけど、

やはり手にとって本を選ぶ

ことの意義は計り知れない。

 

 

本屋さんの存在意義は大きいなと

思います。

 

ほんとうに、本屋さん大事ですよ~。

どんどんつぶれていくけど頑張ってほしい。

 

 

自粛解禁から1ヶ月間

ほぼ毎日ように本屋に行っていて、

 

良い本をたくさん発見しているのですが、

今回ご紹介したいと思う1冊はこちら。

 

 

 

『翻訳の授業』

~東大最終講義~

山本史郎(著) 

2020年6月30日 

朝日新書の新刊です!

 

 

 

 

朝日新聞社さんのビルの中にはいっている

書店で目に留まり購入しました。

 

 

著者の山本先生は、

40年にわたり「翻訳」に

ついて研究を続けてきた大家なのですが、

 

 

「翻訳とは何か?」について、

東大で行った講義をもとに、

深く、日本文学から海外文学を例題にして、

 

 

一般の人でも理解ができるレベルまでに

落とし込んで書かれたすんばらしい本です!

 

 

 

文学作品を翻訳するときは、

意味を正確に表現するだけでなく、

 

 

文法的な硬さとか柔らかさとか、

語り方とか、音のリズムや効果、

 

そして作者の心持や姿勢なども

とらえる必要がある。

 

 

そして、そのためには、

重要度の低い部分はバッサリ切り捨てると

いう思い切りも必要なのだそうです。

 

むず~!

 

 

私は夏目漱石や遠藤周作の本が好きで、

もちろん日本語は読んでいますが、

 

日本を代表する作家が外国ではどのように

読まれているのかが知りたくて、

 

これまで英語版でもできるだけ

読むようにしてきました。

 

 

また、知り合いの外国人の中で、

特に20代~30代の友達などは、

村上春樹の作品を英語版を読んでいる方が多いので、

 

その人たちがどんな村上ワールドを

体感しているのかを知りたくて読むときもあります。

 

これらの本を読むときに感じるのが、

やはり、日本語の原文の本当の面白さというか、

 

感覚というものとは英語版ではちょっと違うなと

いうのが私の個人的な印象だったわけですが、

 

 

今回『翻訳の授業』を読んで、

日英翻訳にしろ、英日翻訳にしろ、

 

言葉を翻訳することがいかに

難しいことかを少し理解できて、

 

ずっと疑問に思ってきたことが

少しすっきりしましたし、

 

 

翻訳て面白いな~と思いました。

 

 

で、文学作品ではないけれど、

英語絵本の場合も同じことが

言えるのかなと思いながらも

読んでいました。

 

 

英語絵本を読むときや

日本語になっている絵本を読むとき、

 

 

なぜこれほどまでに、

原文と違う訳になるのかという、

 

長年の疑問が一気に溶解されたような

気持ちにもなりましたね。

 

 

(特に、しろいウサギのミッフィーちゃんの

英語版と日本語版を比べて読んだ時などは、

 

そのバッサリ感とぜんぜんちがう感が

はんぱなくてびっくりしましたしね。)

 

 

また、翻訳の世界のすごさをしった反面、

翻訳の限界ということも再認識もしましたね。

 

 

やはり、原文を読んで理解できるものは、

原文を読まないと本当の意味が理解しにくい。

 

 

英語版と日本語版の本を読み比べるというのは、

翻訳の勉強をするというような場合や、

 

文化の違いなどについて学ぶというような

観点からはもちろん大きな意味はありますが、

 

 

翻訳されたものの、

英語と日本語の意味は同じではないのだなと。

 

 

すべての要素を他の言語に転換することは

かなり厳しい。

 

 

実際、どんなに優れた翻訳家によるものでも、

「誤訳」も多いようです。

 

 

著者の心や音韻的効果や文化的背景などを含む

文学や絵本などは特に難しい。

 

 

ですので、英語絵本を読むときは、

日本語訳されたものを頼りに比べて読んだり、

 

日本語に変換しながら読むのではなくて、

 

「英語のまま読んで理解する」

 

 

ことが大事だなと思います。

 

 

ということで、

 

 

ご家庭で英語絵本を読み聞かせする場合は、

日本語訳のあるものなどと比べ読みしたりする

必要はないでしょう。

 

 

「日本語の絵本は日本語で楽しむ」

 

「英語の絵本は英語のまま楽しむ」

 

 

それが、その本の持ち味を存分に楽しむ

一番の読み方ではないかと思います。

 

いかがでしょうか?

 

何かご意見ありましたら

返信してくださいね。

 

 

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