デートをする時、男性には

「食事の店くらいスマートに決めて欲しい。」

YES or NOで質問をしたら99.9%の女性がYESと答えるだろう。

 

私も勿論、デートをする事になったら

「○○のスペイン料理はどう?」と決めてくれたら嬉しい。

 

だけれども、女という生き物はそう簡単にも行かないわけで

折角決めてくれた店に対して

面白半分でケチをつけたりする。

 

“池袋の中華って言われたんだけど、池袋ってなくない?”

“創作料理とか言ってたけど、ただの居酒屋じゃん”

“上野で待ち合わせとか初めてなんだけど(笑)”

“デートで新宿とかあり得なくない?新宿なんもなくない?”

 

女同士の話のネタにすることが、正直多々ある。

と思えば、店を決めないことに対しても文句を言うのだ。

 

“どこがいい?とか言ってんだけど、どこでもいいから早く決めて”

“食べたいものある?って聞くなら、案を出して欲しい”

 

何様!!

勿論、男性に対して直接的に

「店はスマートに決めてよ。」「勝手に決めないで欲しい。」と言う事はないが

心の中で、女達は自分の事は棚に上げて

好き勝手なことを思っているのだ。

 

要するに

“決めたくないし決められたくない”

 

大昔にマリーアントワネットが

“パンがないならお菓子を食べればいい”と言ったとか言わなかったとか

そんな話があったけれど

これが事実だとしたら

“決めたくないし決められたくない”というのは

これ相当に匹敵する身勝手さなのだ。

 

決めれば決めたでセンスが微妙と文句を言い

決めないなら決めないで優柔不断だと文句を言う

 

その身勝手さは絶対に

普段の態度にじわじわと染み出てくると思うんだよね。

 

ふとした瞬間にね

この男は情けないなーとか、知識がないなーとか思ったとして

赤ワインのウンチク(かといって大した知識でもない)を語ってみたり

焼き肉ならどこの何が美味しいよね、と知識を語ってみたり

あんまり上野じゃ飲まないかな(私は上野なんて来ません)と言ってみたり

 

相手を傷つけるつもりがなくても

“私の生活レベルは君が思っているよりもちょっと上だよ感”を

ジワジワと出してしまうのだ。

 

“焼き肉だったら、どこの店が良かった”

“新宿って汚いイメージだから中目黒が良かった”

 

まぁまぁ可愛い20代ですら

言葉に出したら嫌われそうな台詞を

30歳を超えたら死んでも口に(態度にも)出してはいけない。

 

決めてもらったら“ありがとう”

場所が気に入らなくても“あまり行った事ないかも!楽しみ!”

 

これをすんなりと言えるようになりたいものだ。

 

そんなにこっちが気を使わなきゃいけないの?(笑)と

思うだろうか。

 

そうだ、気を使わなきゃいけないのだ。

 

理由は、自分が30歳を超えているからじゃない。

そこまで悲観的にならなくてもいい。

 

「人としての常識」「人間関係を構築する上で当然」「やってもらったら、ありがとう」

 

そう、そうゆう事なのだ。

 

私達は年齢を重ねて行くと

良くも悪くも経験を積んでいくことになる。

 

「店は男が決めるもの」

「出来れば個室かカウンターのバー」

「チェーン店なんてNG

「何食べたい?と聞く時には、いくつか案を出して欲しい」

 

そんな生意気な事を言うのはやめよう。

そんなふざけたアタシタチ的常識は捨てよう。

 

店は二人で決めれば良いし、

なんなら食べたいものは先に言ってあげよう。

 

チェーン店で「これよく食べた!美味しいよね!懐かしい」

なんて笑顔で会話をしたら親近感MAXになるよ。

 

色んな店を知っていることなんて

女子会で発揮すればいい。

 

ここの系列店、みんなオシャレで美味しいよね!なんて

男性が折角見つけたオシャレイタリアンを

ひっそりと自覚なしにディスってはいけない。

 

少し、ほんの少し考え方を改めるだけで

私達アラサー女たちは

今よりずっと幸せになるような気がしないかい?