今回はなかなかにツライ福岡行きとなりましたが、素晴らしい時間も過ごすことが出来ました。


亡父とゆかりのあった西日本工業倶楽部(旧松本邸)でランチしました。

小さい頃に行ったことがあるのですが、どうも価値の分からぬ子だったようで「夜の洋館コワイ:;(∩´﹏`∩);:」という感想だけが強烈に残ったのでした…(ーー;)
松本邸は東京駅や日本銀行本店などを設計した辰野金吾氏に設計された明治時代の建築物です。
九州工業大学の創立者のひとりであった松本健次郎氏が自らの住宅と学校関係の迎賓館を兼ねて建てられました。(健次郎氏は父の安川敬一郎氏とともに石炭業を興して大成功しています)
終戦後、北九州経済人の集まりである西日本工業倶楽部が設立されると同時に、倶楽部会館として利用されています。
 
お食事は洋館でしたが、日本館も見せてくださいました^_^
 
廊下や柱などに使われている木材や、相原雲楽(高村光雲の弟子)作の欄間などの説明もしていただきました♪
タイムスリップしそうな恍惚空間でした。

渡り廊下でつながった洋館が見えます。
洋館は日本におけるアール・ヌーヴォー導入の早い例で、最も本格的なものだそうです。家具に至るまで徹底してアール・ヌーヴォーで製作されているのはこちらだけのようです。
 
洋館の大広間は畳で80畳以上だそうですが、邸宅の大きさに加えて内装の至る所が大きく存在感があるので、広間自体は80畳よりこじんまりして感じます。マヒって来てます(*_*)
各部屋の床と天井はそれぞれ違う模様に作られていました。またすべての部屋には暖炉と装飾鏡が設えられており、今ではクリスマスの時に使われることもあるようです。
 
 
お嬢様方の遊び部屋だったお部屋でお食事をご用意していただきました。
 
 
気分だけでもお嬢様になれたかしらε-(´∀`; )
 
よく食べるお嬢様でした…
 
食後も少しだけ見学♪

昭和天皇皇后両陛下がお泊まりになられたお部屋だそうです。
 

結婚式を挙げられる方も多いようです。
花嫁花婿のお支度部屋も雅な雰囲気…
調度品も往時のものを使っているとのことです!(◎_◎;)
 

華やかさと重厚さをドップリ堪能できました(o^^o)