頼まれて韓国語の訳をしていて、『빈자일등=貧者一灯』という言葉を初めて見た。
辞書によると
「貧しい人が差し出す一つの灯り。物の多少が問題なのではなく、真心、誠意が大切」という意味になる。
また、韓国のことわざとして『오른손이 하는 일을 왼손이 모르게 하라=右手がすることを左手が知らないように行え』が出てきたが、これも初めて。
辞書にもなく、知り合いに訊ねて教えてもらった。
「右手がすることを左手が知らないはずはないのに、知らないように行え、というように、他人を助ける(ボランティアや慈善事業)時に、仰々しく他人に宣伝して言いふらすことなく、静かにだまって行え、という意味」だそうだ。
これは、元々韓国のことわざというより、キリスト教から来た言葉であるらしい。
3.11からやがて1年。
目をそむけることなく、向き合っていかなくてはならない。