【ポメラニアン廃業ブリーダーからのレスキュー】カナちゃん9-①そして、命を思う・・・ | ワン・モア・フィールド   ~Once more field~  もう一度生きるチャンスを輝く笑顔を・・・

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一般社団法人ワン・モア・フィールド ~Once more field~
犬さん猫さんを、保健所、動物愛護センター、多頭飼崩壊、繁殖場廃業よりレスキュー保護を行い、心身のケアを施し 里親様譲渡会を開催し里親様に繋いでいます。

皆様、日頃よりワンモアっ子にお心を寄せて下さいまして、本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

レスキューから1週間が過ぎました。

ご報告が遅れ遅れになってしまって、ごめんなさい。みんな、可愛い笑顔を見せてくれる様になりました。

毛玉とウンチまみれで、盆地なので冬は雪が積もり、夏は日本で有数の猛暑となる地域に外飼いされていました。

 

私の知っているブリーダーさんとは雲泥の差・・・切ないレスキューでした。

保護当日の写真です。

血液検査、メディカルチェック、全頭妊娠の可能性が払拭できず腹部エコーをかけて頂いています。

クローバーポメラニアンの女の子 カナちゃん

 

チューリップ黄体重  2.0Kg 子犬さんの様に小さい子ですあせる

チューリップ赤年齢  推定8才位

チューリップ紫毛色  クリーム

チューリップピンク血液検査  特に問題なし

チューリップオレンジご飯  フィッシュ4ドッグ製のウエイトコントロール(油抜)+手作りご飯+デビフ缶トッピング

チューリップ黄フィラリア  陰性

チューリップ赤ワクチン  混合ワクチン6種接種 3/13

チューリップ紫検便  異常なし

チューリップピンク耳ダニ  +全頭 ホームドクターの元駆除+シャンプー後レボリューション塗布

チューリップオレンジ心雑音  レベル3~4僧帽弁不全症

チューリップ黄目  問題なし

チューリップ赤歯  歯石除去 避妊手術の際施術

マヅルが短く顎が狭いです

チューリップ紫皮膚  乾燥しています

チューリップピンクパテラ  グレードⅤ

チューリップオレンジ避妊手術  3月21日予約

チューリップ赤乳腺腫  大あり 3月21日予約

チューリップ黄マイクロチップ  避妊手術の際施術

虹会陰右側にあり

 

3月13日にホームドクターに、血液検査、エコー等を施して頂きました。

しかし、会陰ヘルニア付近の腹膜の筋肉が薄く弱い為、施術にはステントが必要な程です。心臓の雑音もあるので、CT等の設備が整った動物病院に、3月14日で精密検査をして頂きました。

 

ナナちゃんの心臓手術も施して頂いた病院です。ナナちゃんの抜糸もあったので、2子と向かいました。

検査結果は、会陰ヘルニアには膀胱が出ていました。

 

でも、凄腕ドクターは 乳腺腫の手術を先行した方が良いとの事でした。

 

そう・・・

万が一悪い腫瘍ですと、、、早々に切除しないと転移してしまうと、体が小さく、心臓の悪いカナちゃんには、麻酔の負担は怖いとの事です。

①、乳腺腫の切除と避妊手術

②、会陰ヘルニアにステントを入れて縫合と歯石除去

 

麻酔時間が長いと、体への負担が多きので 短時間手術を2回に分けて行って頂く事になりました。

 

3月21日(日)午後から執刀となります。

手術日まで、心臓が楽に成る様に投薬をする事になりました。

今回のレスキューは、ブリーダーの廃業から全頭保護を条件で受け入れました。

 

交渉中は、40匹のワンちゃん全頭レスキューするお話させて頂いて、ワンモアだけではキャパオーバーとなります。協力団体さんにご相談させて頂いて現地に向かいました。

 

現地に着くと、一般方に書類を取り交わす事もなく、20匹近く渡していました。数時間前にお話ししたのに・・・。

 

状態の悪い子ばかり残されていました。

 

カナちゃん以上に状態の悪い子もいます。

「可愛がっている子」と、豪語されていました。

 

可愛がるとは何?

 

ご飯とお水と餌は、大きなボールに置き餌されていました。

 

弱い子は痩せていました。

ある意味、たっぷり餌が置いてあるので、太ってパテラの子が多いのです。

 

しかも、暑さに弱いポメラニアンさんを外飼いし、男の子も女の子も、一緒の犬舎で暮らしてました。

 

子犬の頃に保護した子は、ある意味 ペットショップよりも、私達の元で育った方が心豊かに幸せに思います。

 

そして、子犬さんや若い子には、お陰様で応募が殺到します。

また、若い子を希望されるご高齢者様が多くいらっしゃいます。

 

ワンコさんは、15才~20才生きてくれます。

 

終世飼育をして頂くには、健康寿命を加味して頂きたくお願い致します。

『万が一の時は 遠方の娘が引き取ってくれます!』と、アンケートに記載されます。

 

しかし、ワンコさんにとっては一緒に住まわれていなければ、知らない人なんです。

 

そして、ワンコさんも晩年病気をして寝たきりに成る事もあります。寝たきりのワンコさんを、本当にご家族が引き取って下さるのでしょうか?

 

シニアさんは、本当に愛しく可愛いです。

長年一緒に暮らしていると、お漏らししたり 痴呆になると、一層 愛おしくなります。

 

センターに持ち込まれるワンコさん猫さん、飼い主の主張は 病気をしたから、高齢になって面倒が看れないから・・・。

 

成犬からシニアさんは、穏やかで愛おしいです。

 

命は平等です!

 

みんなに、平等に幸せが訪れますように!

 

皆様、お願いばかりで申し訳なく思います。

ワンモアっ子の幸せ探しの応援を、どうぞ よろしくお願い致します。