こんばんは。
中田です。
不定期かつ勝手ながら「中古マンションで気になるシリーズ」を書いているのですが、本日は構造について。
S造、RC造、SRC造て聞くけど、そもそも何のこと?
それぞれの長所と短所てなに?
などなどこちらもよくお客様にご質問いただきます。
まず、S造、RC造、SRC造とは日本語では、
・S造→鉄骨造(Sはsteelの略)
・RC造→鉄筋コンクリート造
(Reinforced-Concreteの頭文字)
・SRC造→鉄骨鉄筋コンクリート造
(steel reinforced concreteの頭文字)
と言います。
それぞれの長所・短所をご説明すると長くなってしまうので、本日は鉄骨造について。
まず鉄骨造とは、建築物の軀体に鉄製や鋼製の部材を用いる建築の構造のことです。
そう言われてもよく分からないですよね。
下の写真が鉄骨造です。
次の疑問は、では長所、短所は?ですよね。
まず、長所は、
①木材に比べ強度が高く、鉄筋コンクリートに比べ単位重量が軽いので、柱と柱の間隔が広く、柱の本数も少なくてすむ。
②ラーメン構造の場合は耐力壁が不要なので間取りの自由度が高い。
次に短所は、
①不燃物なので火事に強いと誤解されるが、鉄骨は摂氏550℃程度で急激に強度が失われるので、消火に手間取ると一気に建物が倒壊する危険性を持っている。
②材料強度は高いため、コンクリートや木質材料と比較すると断面を小さく出来るが、座屈という現象が起こる可能性がある。
※座屈とは、構造物に加える荷重を次第に増加すると、ある荷重で急に大きなたわみを生ずること。
③水分に触れると錆びやすいため、外部や水周りに用いる場合は、防錆処理を施す必要がある。
というところでしょうか。
少しですが、鉄骨造についてご理解いただけたでしょうか?
構造にはそれぞれ長所・短所がありますので、それぞれを理解しているとマンション探しも少し面白くなりますよ!
次回はRC造について。
それでは、次回もお楽しみに!