文豪の愛した土地をあるくー芦花公園 | おんぼろ不動産マーケット STAFF BLOG

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こんばんは、横川です。

先日のお休みに、世田谷文学館で開催中の
「岡崎京子展―戦場のガールズ・ライフ」を
観に行って来ました。

高校生の頃に『リバーズ・エッジ』という作品に
出会って衝撃を受けて以来、単行本を見つけては
買い揃えて貪り読んだ岡崎京子の漫画。

今回はその岡崎京子の
初の大規模展覧会ということで、
昨年末から楽しみにしていました。

漫画表現にとどまらず、文学や音楽にも
造詣の深かった岡崎京子の作品は、
それらからの引用も多くあり、
1980年代から90年代にかけての
日本サブカルチャーを読み解くのに
ぴったりの教材だと思います。

展示内容も、各々の作品から、
それが生み出された時代背景を深く探る
ものになっていて、見応え十分でした!

この展覧会が開催中の世田谷文学館は、
京王線「芦花公園」駅から道路を
まっすぐに南下した場所に位置しています。

この駅名の由来は、かつて青山から
この地に移り住んだ文豪・徳富蘆花。
現在も徳富蘆花の旧邸が保存されている、
蘆花恒春園があることから、この駅名が
付けられました。

晩年は晴耕雨読を旨とした徳富蘆花の生活が
浮かんでくるような、穏やかな空気のこの地には、
緑豊かな環境をうまく活かし、敷地にゆとりを
もって建てられた上質なマンションも多数。

武蔵野の面影を残す世田谷の地の魅力を、
またひとつ発見した休日でした。