
空間ディレクター和泉です。
綱島に来ています。
商店街を歩いていると、
「チカラめし」があった場所が工事されていました。
閉店するようです。
チカラめしといえば、金の蔵などをも運営する大手
ナショナルチェーン店。
まさか一年半足らずで閉店することになるとは。
そもそも綱島の駅前は、誰もが知ってるナショナルチェーンの
巣窟と化してしまっており、なかなかローカル店が進出する
事がありません。
家賃水準が非常に高いのでしょう。
だって、あの三光マーケティングフーズでさえ撤退ですから。
こちらもチェーン店の、野郎ラーメンというラーメン屋さんが
後釜として営業するようです。
綱島は元々、綱島温泉駅と名乗ったくらい、温泉で栄えた街。
そして桃がとても有名で、昔は生産量が日本一になったことも
あるくらい。
街の至る所で桃のマークを見かけます。
残念ながら今は、そんな歴史が感じられる街並みではなくなって
しまっております。
ナショナルチェーンばかりが席巻するのではなく、もっと土着な、
地域に根ざしたお店で昼ご飯を食べたいと思うのは、私だけでしょうか。
大量生産大量消費という合理性や経済性ばかりを追求したスキーム上の
料理ではなく、もっと体にローインパクトな、朝からマッシュルームを
オリーブオイルで食べさせるような、そんな朝食が食べられるような店を、
鶴見川の流れが感じられ、気持ちの良い風が流れる、綱島らしい場所に
つくりたいです。
それが、私たちが展開する「綱島不動産マーケット」の使命の1つだと
考えております。