価格ドットコムでも、食べログでも、
我々日本人は、誰かが評価した評価を
気にする事が多いと感じます。
目的としていた居酒屋を予約しようと
しても、直近のレビューがよからぬ事を
記載していたら、ムムム、と少しためらって
みたりしませんか?
その逆で、旅行に出掛けようと何気なく
覗いていたサイトで、評価の高い旅館が
あれば、何か気になってついつい予約して
しまう。
という経験はありませんか?
不動産もそう。
親や、会社の同僚、近所の友達なんかの
意見や体験がご自身の決定に影響を与える
事が多々あります。
親は、子供に与える影響は大きいですし、
資金援助をしてもらう場合などは特に、
親の意見を尊重する場合が見受けられ
ます。
この場合でも、親世代と自分たちの世代の
間には、異質の住文化が流れていると認識
しなければなりません。
因みに私の親は70代ですが、新築崇拝、
土地神話の中で生きてきているので、
私から中古マンションを購入すると聞いた時は、
理解に苦しんだ様です。
同僚になるとさらに顕著で、ご自身と生き方も、
考え方も、歴史も家庭環境も全て異なるはず
ですので、本来は○○さんがこんな物件を
購入したから。や、○○さんがこう言っていた、
という物差しは、意味をなさないはずです。
ですが、レビューの魔術なのか、
こういった声がとても大きく反映されるんですね。
メディアによる刷り込みも大きく影響していると
思いますが。
要は何が言いたいかというと、
周りの意見、それも、自分とは価値観や尺度や、
人生観や哲学など、全く異なる方が書いた(言った)
レビューを鵜呑みにするのではなく、
もっと地に足つけて、多方面から物事を見て判断して、
その上でご自身にとっての正解を見つけていく事が
必要なのではないかと思う訳です。
もちろん、その過程においては色んな専門的知識が
必要になりますから、その際はお気軽にどうぞ。