ディレクター和泉です。
こんばんは。
どの街でも再開発事業は当たり前の様に行われます。
私の住む、たまプラーザでも。
のどかな世田谷の代表格、二子玉川でも。
この二つの街は、とてもよく似ています。
駅を複合ショッピングセンターとし、
その周辺には新築のレジデンスがたくさん建っております。
違いは、マンションの高さ位のものでしょうか。
まるで金太郎飴の様な再開発です。
このままいくと、日本にある全ての街は、特徴を失います。
先日、東急東横線の綱島駅
(弊社の賃貸部門『つなしま不動産マーケット』がある場所です)の
再開発に絡んでいる地主さんと、この問題について話す機会がありました。
綱島も御多分に洩れず、金太郎飴方式の再開発を行おうとしております。
元々温泉街で、桃の生産地として全国的に有名だった綱島という姿は、
過去の産物に成り下がる可能性があります。
ラジウム温泉が出ていた場所は、今ではマンションが建築されています。
駅前には、高層ビルの代わりに、
老若男女が集まる足湯温泉があってはダメでしょうか?
街道沿いを、桃の木で埋め尽くしてはダメでしょうか?
駅舎は、温泉宿の頃の綱島を再現してはダメでしょうか?
再開発を行うと、土地が高騰します。
土地が高騰すると、手放さなくてはならない人が出てきます。
もしくは、商売が成り立たなくなる場合が多々あります。
そうすると、土着の人は手が届かなくなり、
高い家賃を払える大手安定企業のマクドナルドやケンタッキー、
松屋あたりが席巻します。
そうすると、また特徴のない駅前になります。
特徴のない街づくりの典型です。
綱島の再開発に絡んでいる方、
どうかご一報くださいませ。
そして、綱島を美しい街にする為に、
本当に必要な再開発について、
是非意見交換させていただきたいと思います。
切に願います。
空間ディレクター
和泉