当然ですが、私は団地が好きなんです。
何より敷地が広大でゆったりしているのが個人的に好みです。
私の一番のお気に入りは白金台にある芝白金団地。
紅葉の季節は中央のスペースの木々が色鮮やかに彩られ、
非常に綺麗な風景が広がります。

とは言いつつも、クライアントの中には大規模集合住宅のコミュニティーを嫌ったり、
子供が多い環境を嫌悪する方もいます。
が、今この団地に目をつけて再生事業が活発です。
■たまむすびテラス/多世代交流型賃貸集合住宅(多摩平の森)
シェアハウス、菜園付き共同住宅、高齢者向け住宅など面白い
取り組みも行ってます。
■MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト
こちらは新千里西町(大阪府豊中市)、泉北茶山台二丁(大阪府堺)、
リバーサイドしろきた(大阪市)がまずは対象。
■DIY住宅、Petit(プチ)DIY住宅(藤沢台第5・大阪府富田林他)
DIY出来る賃貸住宅として、20~30代に非常に好評なようです。
と、各地で様々な動きが活発に広がってます。
建て替えが困難なケースが多い団地に注目が集まっているわけです。
ただこれって、別に団地でなくてもいいんですよね。
団地+リノベーションってなんとなく響きはキャッチーですが、
そこまで団地にこだわる理由はあまりないと感じております。
もちろん、団地は価格的な魅力はあります。
が、条件が近い物件も多く存在します。
結局大事なのは自分にニーズに合っているのか、判断すること。
でも、今後団地再生の動きが活発になり、
今ある全国の団地がその土地に根差した建物に生まれ変わってくれたら、
街並みはすごく素敵になるんだろうなと、妄想もしてしまいますね。