こんばんは。
和泉です。
不動産会社が作成する募集図面によく見かけるワードとして、
「駅から平坦」
というのがありますが・・・・・・、
これに私は、猛烈に違和感を感じております。
日本の地形はそもそも「山地」「丘陵地」「低地」「台地」
「内水域など」の5つに区分され、そのうち「山地」と「丘陵」の
占める割合が7割以上もあるわけですから、そもそも平坦な地域の
割合は、全国でも3割を切っているのです。
もし世界が平坦であったなら、
窓からの景色も変わらないし、
どこにいっても、地平線を見渡すことも出来ないし、
景色が変わらない分、多分、眺望という概念が存在しなくなる。
そして、いろいろ2D化してしまうはずです。
平坦な土地ばかりでは、
フランク・ロイド・ライトの落水荘なんかは
存在しなくなってしまう。
日本は特に、可住地(国土における人が住める割合)面積が
全国土の約30%強と高くは無いので、坂道は避けては通れない
のです。
個人的な意見を言わせていただくと、
まあ何より、坂道はワクワク心を掻き立てるし、散策したくなります。
洗足池に入る途中は、坂があるから池と桜のバランスが豊かに見えます。
桜坂は、坂でもなければ単なる桜道です。
北鎌倉のあたりは、坂を登っているだけで楽しい。
行人坂も暗闇坂も、風情を醸し出している。
そんな訳で、私の家も山の中腹に位置しております。
窓からの景色は、3Dで、とても豊かです。
そして、電動自転車は一切使いません。
和泉