カトリック教会は幾世紀にもわたって,地獄は邪悪な人々の魂が永劫の責め苦を受ける所であると教えてきた。しかし,その教えは変わってしまったようだ。地獄とは「神が外部から科す処罰ではなく,人がすでにこの世で定めている物事から生じる状態である」とのヨハネ・パウロ2世の言葉を,オッセルバトーレ・ロマノ紙は伝えている。同法王は,「地獄とは場所ではなく,すべての命と喜びの源たる神から,自らを恣意的また決定的に引き離す者の状態を表わしている」とし,「永劫の断罪」は神の側の業ではなく,「[神の]愛に自らを閉ざすのは被造物の側である」と付け加えている。