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お悩みハンター　イプシロンです。

今回は尽くす男さん（仮名）のお話に対する回答になります。

☆尽くす男さんのお話をまだ読んでいない方はコチラ！

お話を聞いてびっくりしました。尽くす男さんはなかなか豪胆な方ですね。

悪気がないことは分かります。

でも、冷静さには欠いていると思います。

人は他人の心の内を読むことが出来ません。ですから、他人が何を考えているかはその人の表情、態度、行動から推し量ることになります。

尽くす男さんの心理状況を脇へ置いておいて、今一度その行動だけを思い返して追いかけていきましょう。

まず、廊下に居た奈々実さんの前にタオルの腰巻一枚の姿で尽くす男さんが現れます。その時、尽くす男さんは驚いている奈々実さんの姿を認めています。

尽くす男さんは廊下には誰も居らず何もいなかったと仰っています。ですので、素直に考えますと奈々実さんは単純に突然裸で現れた尽くす男さんを見て驚いたのだと認めることが出来ます。

そして、裸の男が迫ってきて抱き締められ唐突に食事に誘われた。奈々実さんからすれば理解不能で恐怖です。そのせいで悲鳴を上げ逃げたのだと思います。

逃げたのにも関わらず男は執拗に追いかけてくる。しかも、走っている車の窓を乱暴に叩き何故か車に乗せろと強要してくる。しかも、男は素っ裸という現実にはあり得ない状況。奈々実さんが命の危険を感じてもおかしくありません。

尽くす男さんにはそんなつもりは微塵もないとは思いますが、これはもう犯罪行為です。

恋は盲目で周りの状況が見えなくなっていたのは、百歩譲って分かってあげることも出来ないではありませんが、最低限公序良俗は守るべきです。

結論を言いますと、奈々実さんの事を大切に想っているのならば、奈々実さんの事は忘れてあげて下さい。奈々実さんのお相手の男性からの呪いもありません。奈々実さんがその男性と一緒にいるのが幸せだと考えたのならば、その気持ちを尊重し守ってあげて下さい。

送別会に誘われなかったのも、結婚式の招待状が届かなかったのも呪いではありません。尽くす男さんの行動の当然の結果です。

むしろこれだけの制裁で済み、今まで通りに仕事をし社会生活を送れることを尽くす男さんは有難く思うべきです。

私は尽くす男さんの話を聞く限り、尽くす男さんが女性を襲う卑劣漢だとは思いません。一緒に仕事をしてきた奈々実さんも、家に帰り落ち着いた後そう考えたのではないでしょうか。

だから、奈々実さんは尽くす男さんの行動を会社や警察に告発するのではなく怪談話にすり替えて、自分が出勤できなくなった理由を工場の人たちには有耶無耶にしたのではないでしょうか。

尽くす男さんは奈々実さんの優しさに感謝すべきです。恋破れて辛いでしょうが、奈々実さんの前から姿を消して遠くから奈々実さんの幸せを願ってあげてください。

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