precious time

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自分の故郷がすき?自分の育った環境がすき?自分の親のことがすき?

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久しく会ってないお父さんが、用事で会いにきた。


遠目に見たお父さんは小さく見えて、

近くにきてもほんとに小さくて、

ああ、こんなにも小さくなってしまったんだなと、ほんとに悲しくなった。


あんなに大きかったお父さんは、もう見れない。

カセットテープをあの四角いウォークマンで聞いていたあの時。


チャゲアスのテープを巻き戻しながら、ウォークマンを聞けることに、大人を感じていたあの時。


まさか自分が今みたいになってるなんて、想像もしなかった。


今が良いのか悪いのか、全然わからないけど、あの時の自分が「今」を見たらどう思うのかな。

あの家に帰りたい。
お父さんが小さくなった。
退職したからか体の線が細くなった。

髪染めもしなくなったから、髪の毛も真っ白になった。

腰も曲げて歩くようになった。

昔、私が見てたお父さんは、
日に焼けて、
タンクトップで、二の腕には筋肉があって、
髪は真っ黒で、
力持ちで、背中も真っ直ぐなお父さん。

自分の親が、年老いて行くのは頭でわかってても
心が追いつかない。寂しい。心配。

避けられない日が近づいてきているようで。
逃れられない日が、すぐそこまできているようで。

あんなに嫌いだった親を心配する日がくるなんて。
どんなに憎くても、どんなに恨んでも、
やっぱり親は親。
家族は家族。

どうか出来るだけ、長く一緒にいられますように。
もしお父さんが死んだら、
あの家はどうなるんだろう?
取り壊しになるのかな?
家の中にある家具や荷物は、捨てることになるのかな?

私はその処分が出来るのかな?
私はあの家を壊すことが出来るのかな?

みんなで暮らしたあの家を
みんなで座ったテーブルを
みんなで眺めたあの窓を

いつかはくる事。
逃げられない事。

親が死んだら、子供もいない私は勿論一人。
血を分けた家族はお兄ちゃん以外もういない。

実家を壊すってどんな気持ち?
実家が跡形もなくなるってどんな気持ち?

考えただけで悲しいよ。
今日はお兄ちゃんの誕生日。
「おめでとう」と祝うための電話で、
ふと「なつみちゃん」とお兄ちゃんに言われ、

プレゼントもあげぬ私が、
お兄ちゃんからプレゼントを頂いた気分でした。

幸せそうでよかった。
周りも幸せにしてるようでよかった。

また一年、あなたを含む人々が幸せに過ごせますように。
おばあちゃんの形見分けとして貰った湯飲み茶碗。

ちょうど古い携帯の整理をしてて、留守電にばあちゃんの声が残ってて、「おばあちゃんです」と懐かしい声。
あぁ、そうやって電話くれてたよね。

亡くなる数日前、おばあちゃんは誕生日で、入院してた病室からくれたメールくれた。
「幸せになってね。ひたすら願っています。」

割れたら嫌なので、飾ってあった湯飲みをしまおうと翌日見たら、バキバキにヒビ割れてた。
割れ目に穴が空き、ジェンガみたいに乗ってるだけかと思ったけど…持っても崩れない、引っ張っても、くっついてるみたいに動かない。

でも飲み口から底までバキバキに割れてる。
ほんとに不思議。
何かいいたかったかな?
それとも何かから身代わりに守ってくれたのかな?

悲しいけれど湯呑みはしまったよ。
これ以上壊れて欲しくないから。
またどこかで、あの懐かしい声が聞けたらいいな。
突然、お兄ちゃんからのメール。
写真1枚。
お姉ちゃんが幼稚園で友達とお昼ご飯を食べてる写真。
そんなメールを送ってくれるようにまでなったか。

しみじみ思ってたらもう1通。
「○○にそっくりだ。」

私の名前、メールに打ってくれたんだね。
全然呼んでくれないから。
「お前」とか「こいつ」とか「妹」とか。
それも全部私だけど、名前を呼ばれるとぐっとくる。
あぁ、「私」を見てくれてるんだなって。

中学の時の私に伝えてあげたい。
時間はかかるけど、ちゃんと伝わるよ。
まだまだ後になるけど、ちゃんと話せるよ。
だから、もうちょっと待とう。
がんばれ、がんばれって。

ちょっとだけど、
本心じゃないかもだけど、
私の心配もしてくれるようになって。

それがどれだけ嬉しかったか。
いつか伝えられたらいいな。

きた。
また抑えの効かない気持ちが。

食べたくない。
息をしたくない。

誰にも話せない。
誰もわかってくれない。

そんな独りよがりで、悲劇のヒロインで、
自己中な気持ちがわんさか出てくる。

やだよ。
早く全て終わらないかな。